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アソシエイトがコンサルタントとして立ち上がった話

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目次

LANYにほぼ未経験で入社し、わずか半年で準MVPを受賞した吉武さん。

その成長をあと押ししたのは、吉武さん自身の努力と、信じて任せ続けたマネージャー五十嵐さんの覚悟でした。

吉武さんが最初の成功体験を積むために、五十嵐さんはどんな障壁を取り除き、どのように導いたのか⸺。

今回は、吉武さんのLANYでの成長と、それを支えた五十嵐さんのサポートについて、2人の対談をお届けします。

【吉武のプロフィール】
・大学院では経営学を専攻、博士前期課程修了
・新卒で機械メーカーに営業職として入社し、クライアントの課題解決につなげる提案営業に従事
・2024年4月にLANYに入社、現在はデータベース型サイトのSEOコンサルティングチームに所属


【五十嵐のプロフィール】
・大学を卒業後、体育会系に特化した新卒採用支援の企業でCAを担当
・最初の会社を退職してメディア運営事業会社に入社
・転職した大手HR企業でデータアナリスト兼SEO担当者として活躍
・LANYに入社、データベース型サイトのSEOコンサルティングチームのMGRとBizOpsを兼任

▶︎五十嵐の社員インタビュー

期待を力に変えて⸺「ラストマンシップ」でつかんだ準MVP

五十嵐:2024年4月にほぼ未経験で入社されて、半年後に準MVPを受賞したとき(すごい)、どのような感情が湧きましたか?

吉武:最初は本当にびっくりしました。誰が選ばれるのかなと思っていたなかで自分の名前が呼ばれて、びっくりして反応が遅れて。笑

でもしばらくしてから、「少しは貢献できたのかな」と感じ、ほっとした気持ちと同時に「もっと頑張ろう」という前向きな気持ちが湧いてきました。

五十嵐:なるほど、ほっとした気持ちもあったんですね。プレッシャーとかはありましたか?

SEOコンサルタント 吉武SEOコンサルタント 吉武

吉武:「早く貢献しなければ」という気持ちが強かったです。周りのみなさんからの期待を感じ、それが自分を前に進める力になりました。

五十嵐:ほぼ未経験での入社でしたが、1年目は何が大変でしたか?

吉武:そうですね。これまでの仕事と比べて専門性がガラッと変わったので、新卒のような気持ちで新しいことに挑戦する感覚が強かったです。
もちろん、覚えることがたくさんあって大変でしたが、学ぶ楽しさがあったので、辛いと思う暇もなかったですね。

五十嵐:吉武さんらしいです(笑)その大変さを乗り越えられたのは、なぜだと思いますか?

吉武:「コツコツやる」「自律的に考える」ことが、自分の強みだと思っています。あとは、気合いですね。

五十嵐:確かに、普段吉武さんと接していると、精神的なところが体育会系だなと感じているんですが、原体験的なところって何かありますか?

吉武:大学院時代、指導教員の師匠にあたる著名な経営学の先生が「経営で一番大事なのは気合いやな」と語っていた、という話を指導教員から聞いたことがあります。

その発言の真意までは聞いていませんが、私なりに「どれだけ優れた戦略を立てても、それを実行するのは結局のところ人。だからこそ、掲げた目標を成し遂げるための気合いや闘志が不可欠だ」ということなのだろうと解釈しています。
個人的にもしっくりきており、大切にしている価値観です。

さらに、前職で培った「ラストマンシップ」⸺最後まで責任を持つ精神、そういった自分の「責任感」がうまく作用したのだと思います。

“信じて任せる”マネージメント

成長の鍵は「背伸びすればできること」の見極め

吉武:私のようなほぼ未経験者のマネジメントをされたのがはじめてだったかと思うのですが、どんなことを意識されていましたか?

五十嵐:まず、コンサルタントへの立ち上がりの時期をしっかり決め、段階的に業務を渡していくことを意識しました。徐々にできることを増やしていく、そんなイメージですね。

最初は「わからないことがわからない」状態だったと思うので、とにかく伴走することを心がけました。具体的には、まずこちらで業務の目的を明確にし、その目的を達成するためのタスクに分ける。吉武さんには、その目的を意識しながらタスクを進めてもらいました。

次は「一定、仕事の進め方がわかってくる」という状態。業務設計から吉武さんに実施してもらい、その進行にもフィードバックをこまめに行い、軌道修正しながら進めていました。この頃は、ちょっと口うるさかったと思います。笑

LANY五十嵐と吉武マネージャー五十嵐 と 吉武

吉武:とんでもないです。ありがたかったです。五十嵐さんは、そのときに「背伸びすればできること」を見極めてくださっていたので、着実にできることが増えていったと感じています。

アソシエイトからコンサルタントへの「3つの立ち上がり基準」

五十嵐:最初から吉武さんにはポテンシャルを感じていましたが、当初の想像よりも1.5倍ほど早く立ち上がってくれました。

吉武:みなさんのおかげです。本当にたくさんサポートしていただきましたから。

アソシエイトからコンサルタントへの立ち上がり(独り立ち)を見極める基準ってどんなものですか?

五十嵐:入社から半年間は、アソシエイトとしてさまざまな案件に携わりながら業務を覚えていただきました。そのうえで3つの基準を設けていました。

【コンサルタントへの立ち上がり基準】

  • 自律的にプロジェクトの目的を意識し、業務設計やタスク実行ができる
  • クライアントとのコミュニケーションをサポートなしで実施できる
  • SEOの専門性をプロジェクトにおいて実践的に活かせる

これらをクリアされたので、吉武さんにコンサルタントとしてフロントを任せることに決めました。

フロント案件を信じて任せられた理由

五十嵐:最初は「タスクをこなしているだけ」といったフィードバックをしていたかと思いますが、あるときから劇的に改善されました。そのきっかけは何でしたか?

吉武:そうですね。特別何かを変えたわけではなかったのですが、プロジェクト全体を把握する立場になったことで、全体を見渡す経験が積み重なり「一つひとつのタスクが線でつながった」、そんな感覚がありました。

五十嵐:なるほど。やはり全体像を理解できてからでないと、そのタスクの意味・目的を意識することはむずかしいかもしれないですね。

吉武:そうかもしれません。

五十嵐:コンサルタントとしてのはじめてのフロントの案件は、先日事例取材に行かせていただいたLITALICOさんでしたね。

吉武さんが必要なタイミングでしっかり相談してくれていたからこそ、間違った方向に進まずにしっかり成果を出せたと感じていますが、どうでしたか?

吉武:まずは、事例取材に行かせていただけたこと、とてもありがたく良い経験になりました。

そして、案件のフロントを担当させてもらったとはいえ、五十嵐さんには手厚いサポートをしていただきました。特にテクニカル面ですね。

自己学習を通してスキルアップを目指していましたが、わからないことや考えが至らないことがまだまだ多く。クライアントとのMTGでそういう場面に直面した際は、五十嵐さんがマイクを取ってくださいました。

そのおかげで安心してMTGに臨めましたし、あとで「具体的に何を学べば良いのか」も教えていただき、次に活かせる形でサポートしてくださっていました。

五十嵐:クライアントMTG直後には振り返りとネクストアクションの内部MTGを行い、テクニカル面でのアドバイスをしてましたね。でも、どれだけサポートしても、やるかやらないのかは本人次第。

吉武さんは素直で愚直という強みがあるから、成長も早かった。そういう吉武さんだからこそ「信じて任せる」ができたんだと思います。

マネージャーの覚悟が伝わった瞬間

「放置」ではなく「任せる」

吉武:五十嵐さんは細かく型にはめるのではなく、のびのび取り組めるように接してくださいました。信じて任せていただいていることは感じつつも、決して放置ではなく、見守ってくださっていたというか。

LANY五十嵐と吉武マネージャー五十嵐 と 吉武

五十嵐:よかったです。「“任せる”と“放置”の違い」はすごく意識していたので。

任せる場合は、こちらが全体像を把握していて、必要なポイントで支援できる。でも放置は、全体を見ていないからこそ「とりあえずやっといて」で終わってしまう。

吉武さんには「ちゃんと任せられている」と感じてもらいたかった。それが伝わっていたからこそ、期待に応えてくれたと思います。

吉武:ありがとうございます。私自身、自走して進める方が力を発揮しやすいタイプだと感じているので、信じて任せてもらえている実感があったからこそ、もっと頑張ろうという気持ちが自然に湧いてきて、思い切り力を出せたんだと思います。

「絶対に失敗させない」そのための環境づくりから

吉武:先日公開された五十嵐さんの記事「メンバーがオンボーディングしないのは、すべてマネージャーの責任」のなかで、特に印象的だったのが『もし何かあっても、最後はマネージャーがなんとかするから大丈夫』という言葉です。

五十嵐:記事を読んでくれてありがとうございます!そうですね。マネージャーとして、メンバーが安心して挑戦できる環境を整えることが何よりも大切だと思っています。

失敗を恐れていては、本来持っている能力を発揮できませんから。特に、初のフロント案件は大きなチャレンジでしたよね。

吉武:はい。確かに、フロントとしての責任の重さを感じながら、毎日が新しいことの連続で、不安もありました。もしそこで失敗したら・・・・・・。

五十嵐:挑戦することが億劫になってしまいますよね。失敗してしまったら、その経験は後を引いてしまうし。そうなると、本人にとっても、会社にとってもマイナスになってしまう。

だからこそ、信じて任せるスタンスを取りつつも、“絶対に失敗させない”という想いでサポートを心がけました。「できた」という成功体験が、必ず吉武さんの次の一歩につながると信じていました。

吉武:任せていただくなかでも、フィードバックやアドバイスを丁寧にいただけたので、不安がなく安心して進められました。自然に、無理なく成長できたという実感がありました。

成長を加速させたのは、LANYのフラットさ、専門性、そしてモメンタム

吉武:私がコンサルタントとして立ち上がれたのは五十嵐さんのサポートがもちろん一番大きかったのですが、LANYのカルチャーの影響もありました。

五十嵐:僕はマネージャーとしてするべきことをしただけですが、LANYのカルチャーの特にどの部分に影響を受けましたか?

吉武:3つあります。まずは、社内の雰囲気がフラットで、気負いせずに質問や相談ができたこと。精神的にもスキル習得の面でも非常にありがたかったです。

LANY データベース型コンサルチームデータベース型サイトのSEOコンサルティングチーム ある日のナレッジ共有会の様子

次に、ナレッジ共有会の存在。最新情報や事例をみんなで共有する習慣が、自分の成長に大きくつながったと感じています。

そして最後に、「クライアントに貢献するんだ」という会社のモメンタム。手段にこだわらず、常にクライアントの成果を第一に考えて行動しているのがすごく刺激的で。モチベーションを高められた要因でした。

そういう人たちが集まるLANYにいると、自分の視野も広がり「ラストマンシップ」の気持ちも強くなります。みんなが成長できる、そんな環境がここには確かにあると感じました。


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これからも素直に、愚直に

五十嵐:これからLANYで、どんなスキルや経験を身につけていきたいですか?もし吉武さんのなかで、明確な目標があれば聞きたいです。

吉武:目指したい姿はあります。まずは、SEOコンサルタントとしての知見・スキルをさらに深め、そしてLLMOやCRO、広告の領域にも挑戦して、広い視野で課題を解決できるようになりたいです。

そのために、社内のスペシャリストから学びながら、クライアントの成果最大化に向けて、多角的な視点を磨いていきたいです。最終的にはクライアントのマーケティング全般を任せていただけるような、そんな存在になれたらと思います。

LANY五十嵐と吉武マネージャー五十嵐 と 吉武

五十嵐:いいですね。これは僕の願望ですが、吉武さんにはSEOやLLMOの領域で組織をリードする存在になってほしいし、必ずなれると信じています。

吉武さんが新しい領域に踏み出すとき、LANY、吉武さん、そしてクライアントにとって“三方よし”となるように、サポートをしていきたいと思っています。

吉武:ありがとうございます。期待に応えられるように、そしてクライアントにさらに成果をお届けできるように、これからも全力で取り組んでいきます。

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担当メンバー 吉武 睦基

データベース型サイトのSEOコンサルティングユニットに所属。 各種大規模サイトのSEO戦略立案および改善支援を担当。市場・競合の調査分析に基づく、実効性の高い施策を立案し、テクニカル面・コンテンツの両面から成果に直結する支援を行っている。

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担当メンバー 五十嵐 駿太

中〜大規模のDB型サイトのSEOを中心に各種コンサルティングプロジェクトに従事。 現在はDB型サイトSEOコンサルティングユニットのマネージャーを務め、各種プロジェクトの品質向上を担っている。 また、BizOpsとしてAIやテクノロジーを活用して組織全体の生産性向上のための仕組み化にも取り組んでいる。

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