事業会社出身の4人が語る、LANYが目指すグロースパートナーの在り方

事業会社での豊富な経験を持つ4人のコンサルタント、竹内、五十嵐、林、永江。彼らはなぜ、一般的なキャリアパスとは少し異なる、LANYという支援会社への転職を選んだのか。
そこには、事業会社の「当事者」として直面した課題と、LANYとの出会いが深く関係していました。
今回の対談では、彼らがLANYにたどり着くまでの背景と入社後のギャップ、マーケターのキャリアパスについて語ります。
事業会社の当事者視点と専門家視点をあわせ持つ彼らはどんな「グロースパートナー」を目指しているのでしょうか──。
【竹内 渓太/株式会社LANY 代表】
・新卒で株式会社リクルートホールディングスに入社し、3年間SEOや広告運用、BtoBマーケなど幅広いデジタルマーケティング業務に従事
・X(@take_404)やYouTubeで「SEOおたく」として情報発信を行う
・著書に『強いSEO』『強いBtoBマーケティング』『強いLLMO』(エムディエヌコーポレーション)
▶︎竹内のインタビュー
【五十嵐 駿太/グループマネージャー】
・大学を卒業後、体育会系に特化した新卒採用支援の企業でCAを担当
・最初の会社を退職してメディア運営事業会社に入社
・転職した大手HR企業でデータアナリスト兼SEO担当者として活躍
・LANYに入社、データベース型サイトのSEOコンサルティングチームのMGRとBizOpsを兼任
▶︎五十嵐の社員インタビュー
【林 佑樹/グループマネージャー】
・大学卒業後、上場企業にてBtoBマーケティング全般を経験する
・転職してSEOメディアの立ち上げ〜グロース、クリニックマーケティングなど、デジタルマーケティングのノウハウを学ぶ
・LANYにてメディアサービス型のコンサルティングチームのマネージャーを務めている
・趣味はサウナ・旅行・スポーツ観戦・漫画など
▶︎林の社員インタビュー
【永江 竜佑/グループマネージャー】
・新卒で広告代理店に入社後、複数の事業会社でSEO・広告・CRMなど幅広いマーケティングを担当
・SEOチームの立ち上げやモニタリング体制の構築、CRMを活用したユーザー接点の強化にも従事
・現在はSEOコンサルタントとして、事業会社での実務経験をもとに課題解決を支援中
提案で終わらせない。実装まで「横に立つ」支援
LANYの竹内・永江・五十嵐・林
事業会社の最前線で感じた「もどかしさ」
竹内:みなさん事業会社でマーケティングを推進されていましたが、当時の感じていた課題とかありました?「こんな支援があればもっと進むのに」という理想像でも。
五十嵐:そうですね。パートナー企業さんから多くの提案をいただく中で、自分のチームの状況では事業への効き方や実装の段取りまで描き切れない瞬間がありました。社内の動きを見据え、“同じ目線”で伴走してくれる相手がほしかったですね。
永江:僕は施策の良し悪し以前に、まず「なぜ今それをやるのか」を腹落ちさせたいタイプ。突き詰めれば議論はプロダクトの課題や事業全体の意思決定に届く。そこを一緒に言語化できる存在を探していました。
竹内:わかる。実装の段取りまで落ちないと止まりますよね。林さんは?
林:僕は実装フェーズで詰まりがちでしたね。魅力的な提案でも「現場でどう動かすか」が見えないと前に進めない。社内推進まで見据えて並走してくれるパートナーの必要性を強く感じていました。
LANYは“What”で終わらせず、“Way”まで並走する
竹内:LANYはどう映りました?ぶっちゃけてもらって大丈夫です。
五十嵐:打ち合わせで竹内さんが本当に楽しそうにSEOについて語ってくれて。そしてそれが納得性の高いロジックだった。“事業にどう効くか”の道筋が見えたんですよね。そういう支援をしてくれるのは、事業会社の人間にとってとても心強かった。率直に「こういう支援会社いいな」そう思いました。
竹内:うれしい。“なんでも質問してくださいモード”で提案してるので(笑)五十嵐さんはこちらが欲しいデータをすぐに共有してくれたり、すごく協力的でありがたかった。最初に信頼関係をつくれたのが大きいですね。
林:今の話、すごくわかります。僕の見えていた範囲ですが、当時は「これをやりましょう」というWhat(何をすべきか)で留まってしまうことも多かったのですが、LANYはWay(どうやって、どのように現場で実装するか)まで具体的な道筋をセットで提案してくれました。WordPressの具体的な設定内容まで言及してくれたときは、本当に驚きました。
竹内:そんなことありましたね。いろいろ思い出してきた!
林:CULTUREの記事「クライアントの成果のためなら、手段に固執しない 」で詳しく話しましたが、 提案を「絵に描いた餅」で終わらせないというか、しっかりグロースを支援してくれる。そんなスタンスが素敵で、まさに僕が理想としていたパートナー像でした。
竹内:それは褒めすぎ。
林:でも本当で(笑)当時事業会社の中で少しだけ支援会社っぽい動きをしていたのですが、LANYのスタンスのようにクライアントの事業に飛び込んだら、もっとクライアントの事業をグロースできるんじゃないかと思ったんですよね。
永江:僕もSEOの話をしながら、プロダクト全体のグロース戦略を一緒に描いてくれたのが刺さりました。単なる「SEOをやりましょう」ではなく、「プロダクトを伸ばすために何が必要で、そのための手段の一つとしてSEOがある」そういうロジックでした。
竹内:ありがとうございます!僕は“支援会社の型”を知らなかった。だから、前職リクルート時代の「モニタリング → 課題発見 → 深掘り」という事業会社の当たり前を、そのままLANYに持ち込んだ。
その積み重ねが、気づけば地に足のついた提案になって、多くのクライアントをご支援できていると思うんですよね。結果として僕らが作っていたのは「支援会社」というより、事業会社の目線で「クライアントの横に立つチーム」だったのかなって。
想像と少し違った──対話で進むLANYの現場
竹内:そんなみんながLANYに入社してくれて、どう思いました?
永江:僕の支援会社に対するイメージでは「量との戦い」。だから入社にあたって正直不安もありました。でも、実際は「質を無視して量をこなす」という発想はなかった。もちろん忙しいときはありますが、マネージャーがメンバーの業務量を把握して調整しますよね。
五十嵐:そうですね。プロジェクトにコンサルタントだけではなくPM(プロジェクトマネージャー)もアサインして相談しやすい環境をつくり、一人で抱え込む孤立感を防ぐことも大きい。業務を属人的にしない仕組みもすごく意識していますよね。
竹内:うん。でもやっぱり業務量は決して少なくないと思う。そんな中でマネージャーのみんなが「良いご支援をしよう」って、メンバーがポジティブに取り組めるような雰囲気を醸成してくれているのがめっちゃありがたい。みんながご機嫌に前向きに楽しんで働いてくれているのを見ると救われる。
五十嵐:いちばん楽しんで働いているのは竹内さんな気がしますけどね(笑)林さんはギャップありましたか?
林:僕は業務委託を経て入社したので、ギャップはまったくなくて。
竹内:全部しっかり確認した上で入社してくれたもんね(笑)
林:すみません(笑)なので、僕の支援会社像とLANYとのギャップでいうと、もともと「SEOコンサルティング」でご相談をもらったとしても、クライアントのKGI(最終目標)達成に必要なら「領域をまたぐこと」ですね。
五十嵐:あと、LANYには対話と合意形成を重視するメンバーが多い気がしますね。ロジックはもちろん必要ですが、それだけではプロジェクトは動かない。人間味を大切にする姿勢がチームワークを円滑にし、最高のパフォーマンスにつながっていると思います。
永江:うんうん。ウェットな人が多いですよね。
林:それと、チーム内に「否定される感」がまったくないんです。みんな成果のためにプロジェクトの雰囲気に細やかに気を配っているので、建設的に議論ができる。お互いを尊重するカルチャーが根付いていると感じます。
「事業会社」と「支援会社」、マーケターのキャリアはのどちらが良い?
内から深めるか、横断で磨くか
竹内:「マーケターのキャリアは「事業会社」と「支援会社」のどちらが良いか。」 という noteも公開しているんですが、「事業会社」と「支援会社」のどちらも経験したみなさんから見て、それぞれの違いを聞きたいです!
永江:よく「事業会社=事業目線、支援会社=専門性」という二項対立で語られがちですよね。でも、僕はちょっと違うのかなと思っていて。
竹内:お!いいぞいいぞ(笑)
永江:支援会社も1つの事業なので、自分たちの支援サービスをどうやって伸ばしていくかは考えられるはずだなと。むしろ複数のサービス、プロダクトを横断して見るから、事業の“センターピン”を捉える目は鍛えられる。初手から話の腰を折ってしまってすみません(笑)
竹内:いやいや、全然(笑)話したいことを話そう!「事業会社は専門性を高めづらい」という意見もあると思いますが、それはどう思いますか?
永江:確かにそれはいえるかもしれませんが、「事業会社だから」ではなく「コミュニティを自社だけに閉ざしているから」なのかなって。
竹内:うんうん。確かに。成長機会みたいな話だと、自分の経験上、事業会社は社内調整の「泥臭さ」が鍛えられる。誰に・いつ・どう話してもらうかみたいな。“仕事のための仕事”だけど、実はめちゃ大事。
五十嵐:確かに。ディレクションが好きな人・したい人は事業会社がマッチするかもしれないですね。社内の人に協力してもらうには、どう動くべきなのか。そんなポイントをしっかり押さえることが大切ですね。
竹内:まさに。僕たちは事業会社での経験があるから、現場でつまずくポイントがわかるじゃないですか。それって貴重なこと。これからも事業会社の方々に寄り添ったご支援をしていきましょう!
“このプロダクトのために”か、“この人のために”か
林:事業会社は一つのプロダクトに深く潜るのが魅力。だから、何かを極めたい人、特にそのプロダクトに愛着を持てる人にとってはやりがいがありますよね。
永江:うんうん。そんな人は事業会社で内部からグロースさせるほうがマッチしますね。
五十嵐:僕は“人に向き合う動機”が強いタイプ。支援会社だと、業界もフェーズも違うクライアントと多く出会える。「この人のために頑張りたい」で火がつく自分には合っていました。もちろん、事業会社で大好きなプロダクトを内側から伸ばす喜びもわかります。だから結局、自分は何に熱くなれるか次第かなと。
竹内:そのモチベーションわかる。好きな人たちのために頑張りたいですよね。この前インタビュー で語ったんですが、なんなら“友だち作りたいから支援会社やってる”まである。支援会社にいると本当に友だちが増える。
永江:僕のように「自分の得意なことで、感謝されたときにうれしい」と感じる人も、支援会社に向いてる気がしますね。
竹内:支援会社の良さをもう一つ言いたくて。大きな事業会社だと、自社のマーケティングに関わりたくてもなかなかそこにたどり着けないことってあるじゃないですか。でも支援会社はいきなり関われる可能性がある。たとえばこのような企業さん。
LANYがご支援している企業様(一部抜粋/順不同)
永江:いきなりど真ん中。
竹内:そう、ど真ん中。支援会社でのキャリアには、こういうチャンスがある。すばらしい企業をご支援させてもらえてありがたい…。
大きなチャンスに飛び込むか、内から着実に進むか
林:関わり方も、支援会社だとマーケティング、セールス、採用など、幅広い領域でクライアントの事業に関われる。僕は、支援会社は「事業会社のいいとこ取り」をしていると思ってます。
五十嵐:わかります。ちょうど先日 社員インタビューでも語ったんですが、クライアントのグロースに必要であれば、SEOを超えてインサイドセールスのトークスクリプト改善まで提案します。支援会社はそんなこともできますよね。
竹内:そんなところまでやってくれてるんだ!いいですね!
五十嵐:はい。直接社長さんとお話すると、やっぱり「事業を成長させるには」という議論になりますよね。林さんもCULTUREの記事でおっしゃっていましたが、クライアントの最終目的から逆算をしグロースに必要だと思ったら、踏み込みます。
竹内:最高です。どんどんそういうご支援をしていきましょう!
LANYは「横に立つ」を標準に、グロースパートナーであり続ける
竹内:最後は、それぞれの「これから」を。じゃあ林さんから。
林:はい。現場のリアルまで踏まえて、“空論で終わらせない”ご支援を続けます。クリニック支援は特に得意領域。Web予約の先の来院率・契約率まで見て、必要ならCRMやカウンセリング改善にまで踏み込みます。SEOは手段、目的は事業のグロースですから。
あとはクライアントチームの一員になって、同じ目標を共有して成果を出し続けたいですね。本質から外れる要望にはNOを伝えつつ、代替案を添えて。そんな風に「横に立つ支援」で、誠実に向き合い続けます。
永江:その「横に立つ」、いいですね。僕は「センターピンを見る人」でありたい。SEOや広告といった手段のラベルではなく、事業全体をポートフォリオで捉え、今いちばん効く一手を正直に提案できる関係性を広げていきます。
そのために「課題の相談をされる人」になって、初期仮説×粒度合わせで意思決定を前に進めます。ハウツーの提供者で終わらず、グロースパートナーとして隣に立ちたいです。
竹内:いい!じゃあ、五十嵐さん。
五十嵐:はい。僕はまずはSEOのパートナーとして、細部まで“わかる人”になって信頼をつくります。そして意思決定者を巻き込んで、議論を上流の課題設定や戦略へ広げる。
そうすることで、クライアントの本質的な課題に向き合えます。最終的にはチャネルを越えて「事業の伴走者」としてグロースをご支援したいですね。
竹内:最後に僕は「何が必要か」を誰よりも深く理解し、言語化できる存在でいたいです。クライアントから「最近、事業の伸びが鈍化していて……」といった、“ふわっとした相談”をされるようになったら、それは特定の専門領域の担当者ではなく、事業全体を共に考えるパートナーとして認められたという「合図」。
専門性は自社に閉じない。必要なら外部パートナーと組んで最適解に最短で到達する──その柔軟さを武器に、「相談しやすいお兄さん」として大きな相談を任される存在でいたいです。
LANYは、これからも事業の横に立つグロースパートナーとして、想像力と誠実さで皆さんの事業を前に進めていきます。
【カジュアル面談】いま、LANYで働くおもしろさについてお話させてください!
LANYは、美意識のあるデジタルマーケティングを通して、世の中に価値あるモノをインデックスさせるために日々奮闘しています。
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