“この人たちと一緒に成し遂げたい”──黒木さんが挑んだ未定義な職種での成長のストーリー

今回は、2024年7月にLANYに正社員として入社した黒木さん(@kurogiworld )にインタビューしました!
学生時代からSEOに触れ、支援会社と事業会社の両方で経験を積んできた黒木さん。現在LANYでは、マーケティング広報PRチームのマネージャーとしてチームを牽引し、成果を上げるために日々奮闘しています。
入社当初はマーケティング領域が未経験だったこともあり、チームビルディングに苦戦。それでもチームの立ち上げから数ヶ月でチームMVPを獲得しました。
この記事では、LANYに入社した決め手やチームMVPまでの舞台裏、今後LANYで挑戦したいことなどを伺いました。
【黒木さんのプロフィール】
・大学卒業後、支援会社のコンテンツディレクターとしてコンテンツSEO支援に従事
・前職では自社のBtoBオウンドメディア編集長と支援案件のPMとして稼働
・現在LANYではマーケティング・広報PRチームのマネージャーとして「地に足のついたBtoBマーケティング」の推進に奔走中
・趣味は散歩と茶しばきとカラオケとAPEX
コンテンツディレクター 一筋でキャリアを構築してきた
支援会社と事業会社の両方でコンテンツディレクターとして稼働
──まずは、これまでのご経歴について教えてください
大学時代の長期インターンでコンテンツSEOの面白さにハマり、大学卒業後も、複数社の支援会社でコンテンツディレクターとしてSEO支援に従事しました。その後役員も経験し、前職ではBtoBオウンドメディアの編集長と支援案件のPMを兼務。そして、2024年7月にLANYに入社しました。
支援会社での就業を通し、コンテンツディレクターとしての素地を鍛えられた実感はあるものの、どうしても「記事を納品すること」が目的になりがちでした。次第に「自信を持って”価値がある”と思えるコンテンツを作れる環境に身を置きたい」という思いが大きくなり、インハウスエディターとして前職に転職しました。
インハウスの編集長として担当のオウンドメディアを持つようになったことで、“リード獲得数を伸ばすために何をすべきか”という、記事を作る本来の目的の部分にまで考えが及ぶようになりました。これは、私のキャリアにおいて大きな変化だったと思います。
見えない“伸びしろ”に焦りも──そんなときに出会ったLANY
──これまでになかった考え方と出会えた職場から、なぜ転職を視野に入れたのでしょうか?
環境にも恵まれ、社内で表彰もいただき、順風満帆な日々だったのは事実です。ただ、自分の中にふと「コンテンツディレクターとしてはやり切ったかもしれない」という感覚が生まれました。
当時の社内には昇進昇格を狙えるようなポストに空きがなかったことから、「このままだと現状維持に落ち着いてしまい、新しい挑戦ができないかもしれない」という焦りがあったんです。そんなタイミングで、Wantedly経由で竹内さんからスカウトをいただきました。
──竹内さんからのスカウトは、どのような内容だったんですか?
「リードコンテンツディレクター」としてのオファーでしたが、これまでの経歴をしっかり見た上でメッセージをくださったことが伝わり、驚きました。
面談の際には、「現職と同じ職種なら転職する気はありません」といった話を正直にさせていただきました。
それでも竹内さんは、LANYのこれからのことをとても丁寧にお話してくださって。同年代の優秀な方々が、同じ方向を見て、大きなことを成し遂げようとしている。そのエネルギーに心が動かされ、業務委託として携わることにしたのが最初のきっかけです。
「LANYに来てほしい」──その熱意に応えて事業成長の支えになりたいと思った
まだ社員じゃない私の未来に、真剣に向き合ってくれた
──副業でLANYの業務をはじめられていかがでしたか?
LANYブログのコンテンツディレクターとして稼働する中で、竹内さんから直接フィードバックをいただく機会も多かったです。お忙しいにも関わらず、より良い記事にするために制作した記事を必ず確認する真摯な姿勢に信頼感を覚えました。
また、稼働に対してポジティブなコメントをいただいたりお任せいただける業務の量や幅が広がったことで自信にもつながり、自然と「もっとLANYに貢献したい」という気持ちが湧きました。
SlackでのLANY代表 竹内からのフィードバック
──その後、正社員として入社されましたが、黒木さんの気持ちが固まった決め手はなんでしたか?
副業をはじめて3か月ほど経った頃、竹内さん、市川さん、浅井さんとお食事をご一緒する機会がありました。その場で50ページ超の採用資料と、新たに用意してくださったポジションを提示され、もう一度オファーをいただいたんです。
黒木さんが受け取った50ページ超の採用資料
最初の面談で話した「次に転職するなら新しいことに挑戦したい」という想いを汲んだ上で、「今のLANYに足りない職種を埋めてほしい」ではなく、「黒木さんならこんなこともできると思うし、一緒にできたら面白いと思う」という私の可能性を広げてくれる提案に心が動きました。
そこで「“まだ社員じゃない私の未来”にまで向き合ってくれているんだ」と感じて。私自身も気づいていなかったキャリアの選択肢や、言語化しきれていなかった強みに光を当ててくださったことが、本当にうれしかったですね。
会社が次のフェーズへと大きく踏み出そうとしているタイミングで声をかけていただいたからこそ、「期待以上の成果で返したい」と思いました。
“この人たちと一緒に成し遂げたい”
実はLANYが事業成長を加速させる裏テーマとして「自分たちの実力を証明する」を掲げているんですが、その言葉にも強く惹かれました。
特に竹内さんに対して、初回面談のときから尊敬の念を持っていました。
若くして事業を急成長させているだけあり、スピード感や思考のスタイルがこれまで出会ったことのないタイプですごく優秀な方だな、と。それでいてとっつきにくさがなく、人を惹きつけるような親しみやすさもある。
そんな竹内さんが多くの仲間を集めて成し遂げたいと思っていることは、絶対に面白いはず!と確信していたので、「私も一緒に全力で挑み、力になりたい。こんな人のもとで働きたい」と思ったのが最終的な入社の決め手でした。
入社後は文字通り「色々」なことに携わる日々
“色々やる”気概で飛び込んだ、未定義な職種
──LANYに入社して驚いたことはありましたか?
入社当初の自分の職種が「色々」だったことです。
入社直前に自分の職種が「色々」だったことを知る
オファー時点でいただいていた役割のイメージとして、短期的にはコーポレートアイデンティティの刷新やコーポレートサイトのリニューアル、中期的にはマーケティングの推進や新規事業の立ち上げなど、本当に幅広くて。
このように幅広くお任せいただけることになっていたため、職種「色々」に驚きつつも、納得でしたね。
ざっくりと社内に存在する“これをやりたい”を形に落とし込むべく、どんどん前に進めてみるというフェーズが好きな自分にとっては、とても面白い立ち上がり方だったと思います。
事業成長の礎を目指し、マーケチームの司令塔として奮闘
──現在は、どんな業務を中心にご担当されていますか?
今はマーケティングチームのマネージャーとして、主に自社マーケティング全体の推進を担当しています。
LANYブログやYouTube(SEOおたく)、ホワイトペーパー、ウェビナー、SDR(メール中心のインサイドセールス)/BDR(アウトバウンド施策)など、多くの施策を同時並行で進めています。
マーケチームが追っているKPIは「有効商談数の創出」。認知から商談化までを、線で描いた戦略で設計・実行することがミッションです。
施策の振り返りはnoteにまとめているので、ご興味ある方は以下をご覧ください。
LANYがBtoBのYouTubeにテコ入れしてリード獲得数1.5倍&お問い合わせ数3.5倍に伸ばした振り返り
LANYがウェビナーを1ヶ月に22回開催して新規リード501件&商談37件を獲得した振り返り
あとは、イレギュラーですが「強いSEO」や「強いBtoBマーケティング」といった書籍の社内編集も担当しました。マーケターにジョブチェンジしたものの、前職までに磨いてきた編集スキルという武器を応用できる機会があるのもうれしいです。
LANY初の著書「強いSEO」
――1日の仕事の流れをざっくり教えてください
ある日のスケジュールです。
マーケチームでは常時いくつもの施策を動かしているため、毎日お互いの業務を共有してすり合わせをしています。施策ごとの週次定例や、月次の振り返り会も実施していて、KPIに対する現在地をこまめに把握しつつ改善案を議論しています。
多種多様な業務を支えているのは「ディレクション力」
──多種多様な業務に対応できるのは、ご自身でなぜだと思いますか?
ルーツにあるのは、コンテンツディレクターとしての経験かなと思います。
「ゴールから逆算して構造を組み立てる」というディレクションの思考が染みついているので、たとえはじめての領域でもまず整理するところから自然に入れるんですよね。
タスクを分解して、フローに落とし込み、必要な人にパスを出す。そうやって物事を前に進める力は、職種が変わっても応用できている実感があります。
チームMVP獲得の裏側──チームが軌道に乗るまでの4か月
2025年3月の総会でチームMVPを獲得したマーケティング広報PRチーム
“何を任せていいかもわからなかった” マネージャー初期の戸惑い
──2025年3月の総会で、マーケチームがチームMVPを受賞されましたよね。その成功の裏には、どんなことがありましたか?
振り返ると、マネージャーに就任した当初は多くの壁がありました。オウンドメディア以外のBtoBマーケティング全般が未経験だったこともあって、業務全体の解像度が低く、何をどうすれば成果に返ってくるのかもわからなくて。
しかも、メンバー一人ひとりの担当領域はバラバラ。誰に何を任せればいいかも掴めておらず……。
今思えば、“自分の当たり前”を無意識に押し付けて考えてしまっていたこともあったと思います。
それに、もともと内向的な性格なので、自分の業務だけでなくチーム全体の動きに気を配り続けることにもエネルギーを使うのでしんどかったですね。
自分視点から会社視点へ──マネジメントの転機とチームの立ち上がり
──そこからどのように立て直していったのでしょうか?
まずは、自分の価値感で判断することをやめて、「この人に、今なにを任せるとチームで創出できる価値を最大化できるのか?」と会社の視点で捉えるように切り替えたんです。
一人ひとりの主戦場を明確にし、得意・不得意を見極めた上で、業務量や難易度を調整。迷わず動けるような状態をつくることに徹しました。
目指すゴールも曖昧にせず、言葉でしっかり伝える。コミュニケーションも、リアクションをすぐ取ることや絵文字を多めに使うことでポジティブな雰囲気の醸成を意識しました。そうすることで、少しずつ自信を持って動いてくれるようになりました。
その積み重ねが実を結び、立ち上げから4か月でKPIを全達成。マーケチームとしてMVPを受賞することができました。
一人ひとりが自身が持つミッションの意義をしっかり理解し、前向きな気持ちで連携を図れるようになった瞬間に「チームは前に進むことができる」と実感しました。
チャームとタフネスをあわせ持つ、“まっすぐな人たち”の集まり
──マーケ・PRチームの皆さんはどのような人たちですか?
一言で言うと、「チャームに溢れたタフネスウーマン集団」だと思います。
Slackの絵文字職人が多数在籍していて、日常的に楽しげな雰囲気が漂っています。
マーケチームのある日のパーティの案内メッセージ
でも、業務では全員が一切逃げずにやり抜く姿勢を持っています。どんなに厳しいフィードバックをもらっても、諦めることなく向き合う。
さらに、このチームのもう一つの特徴は、常に「自分が今、メンバーのためにできることは何か?」を考えて動いているところ。どれだけ忙しくても、誰かのために手を止めてサポートを惜しまない。その姿勢が、お互いに対する信頼を築いています。
社内でも、社外でも、LANYのカルチャーは“まっすぐに向き合う”ことを大事にしています。このチームもしっかりそのカルチャーを体現していると思います。
求められることに全力で挑戦したい
常に期待を超えた成果を出せるよう挑み続けることで、強くなりたい
──日々、新しい業務に向き合うなかで大変なこともあると思います。どんな気持ちで取り組んでいますか?
もちろん、迷うこともあります。 でも、“自分ならできるはず”という根拠のない自信だけはあるため、依頼された“100”に対しても“120”で返す気持ちを常に大事にしています。相手の期待を超え続けることでより難易度の高いことを任せてもらえるようになるし、得られる実力や経験値も大きいと思っています。
なにより、「私に任せてもらえる」ことがすごくうれしくて。任せるって、相手への信頼がないとできないと思うんですよね。その信頼や期待に応えたい気持ちが毎回の原動力になっています。なので、期待されたら未知の業務でもうれしくて頑張れるし、そこでしっかり成果を出してまた次の仕事も任せてもらえる。そんな“仕事の報酬は仕事”という好循環が、自分の中ではできている気がします。
もちろん、世の中には自分の代わりやもっとデキる人なんていくらでもいます。でも、「これは自分にしかできない」「自分が強くなれば、会社も強くなる」と、良い意味で”思い込む”ことで仕事に込める熱量や正念場での乗り越え方が変わる気がしています。(笑)
LANYでは職種に縛られない“くろぎ”という立ち位置で柔軟に取り組みたい
──今後、LANYで取り組んでみたいこと・挑戦したいことはありますか?
私は根っからのフォロワータイプなので、先導して何かをやりたいというより、「LANYがやりたいこと」を実現するために「必要なことなら何でもやりたい」という気持ちが強いです。
今はマーケティングを任せてもらっているので、まずはそこで成果を出すことに全力を尽くします。
「そのときのLANYにとって必要なこと」に応えられることが大事だと考えているので、職種にこだわらず必要な役割を柔軟に担えるような余力や実力は常に蓄えておきたいですね。
職種のラベルで自分の稼働領域を狭めたくない気持ちもあるので、「職種“くろぎ”」みたいに、何か困ったときには「黒木に相談しよう」と思ってもらえる存在が理想です。
目まぐるしく変わるポジションに全力で挑みながら、飽きることなく仕事を楽しんでいけたらうれしいですね。
「信念と“自分に負けない”強さがある」──そんな人は楽しめる
──黒木さんが思う「LANYに合いそうな人」はどんな人ですか?
LANYに合う人は、会社のカルチャーにしっかり共感したうえで、自分なりの信念を持って動ける人だと思います。
自分の軸を持ちながら、会社の目標に向かってどう貢献できるかを考え続ける人ですね。
それと、現状維持を良しとせず、目標に向かって自分を高められる人。
どんなに厳しくても、“自分に負けない”覚悟を持って、タフに挑戦し続ける人がLANYには合っていると思います。
──最後に、未来の候補者へのメッセージをお願いします!
LANYで一緒に働くことになれば、きっと毎日が刺激的で成長の連続になると思います。
ここには、変化を恐れず挑戦し続ける文化があります。自分の専門領域にとどまらず、必要な役割を柔軟に引き受け、チーム全体で目標に向かって進むことができる環境です。
もしあなたが、自分の力を試し、成長を感じられる場所を求めているなら、LANYはきっとその場所。
「こうなりたい」「これを達成したい」という目標に向かって、一緒に走り続けられる方と、一緒に大きな挑戦をしていきたいです。
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