CULTURE

仕事の報酬は仕事

アイキャッチ画像
目次

LANYの社長室の黒木です。

LANYに入社してからの約1年、私はまさにこの言葉を体現するような経験を重ねてきました。

業務委託としてブログのディレクションから始まり、入社後はCI(コーポレートアイデンティティー)刷新のディレクション、書籍の編集、マーケティングチームの立ち上げ、そして現在は社長室での遊軍的な役割まで。

振り返ると、1つの仕事で成果を出すたびに、次はより高い難度の、より大きな責任を伴う仕事を任せてもらい、気づけば常に「背伸びをしないと届かない場所」にいました。

この挑戦の連鎖が成立するのは、成果に信頼で応え、次を託す文化がLANYにあるからこそだと感じています。

今回は、私が大切にしている成果に対する考え方や、成果を出すために実践しているプロセス、そしてLANYという環境で挑戦を重ねる中で得られた「報酬」についてお話します。

きっと、「強くなりたい」という同じ想いを持つ人なら共感してもらえるはずです。

【黒木のプロフィール】
・大学卒業後、支援会社のコンテンツディレクターとしてコンテンツSEO支援に従事
・前職では自社のBtoBオウンドメディア編集長と支援案件のPMとして稼働
・現在LANYでは社長室で代表直下プロジェクトや広報を中心に、全社横断型の遊軍として奮闘中
・趣味は散歩と茶しばきとカラオケとAPEX
▶︎黒木の社員インタビュー

成果=120%──“任せてよかった”を生み出す基準

私が考える「成果」とは、「会社や事業に良い影響を与えること」です。その影響が大きいほど「成果が出た」といえると考えています。

数値で表すなら、依頼主の期待に対し120%の稼働ができて、ようやく「成果が出せた」と自分は感じます。

100%の達成は、依頼どおりにタスクを終わらせることであり、それだけでは「任せてよかった」という驚きや新しい信頼は生まれません。

私の中では、100%は“moderate目標”、120%は“aggressive目標”です。
100%は「もう少しやれたかもしれない」と思うライン。120%は「相手の想像を超えた+αの価値を自分の力で創出できたときに到達できる水準」です。

ここで重要なのは、「これだけ時間をかけた」「はじめてにしては上手くできた」といった主観で自分の「努力」を主張することではありません。KPIの達成や組織全体に与えたインパクトといった客観的な裏づけ・揺るがない根拠をもとに感謝されて、はじめて「成果」として認められるということです。

挑戦の原点は、学生インターンでの“任せてもらえた”経験

この考え方の原点は、学生時代の長期インターンにあります。

当初の業務は、社員が取材した音声データの文字起こしと記事化だけでした。限られた稼働時間の中で、私は「良い記事をたくさん作ってスキルを伸ばしたい」と常に全力だったと思います。講義の空きコマの時間も捻出し、自分が自信を持ってベストだと思える記事を週に何本も制作しました。

すると、「納品本数とクオリティが期待以上だ」とインターン先の役員にフィードバックをもらったことをきっかけに、「取材も任せてみよう」「新しい企画を考えてみないか」と次々に仕事を任されるようになりました。

その任され方は、学生の私を「ビジネスマン」としてフラットに評価してくれたものであり、うれしさと同時に、継続的に成果を出すことへの責任感も強く覚えました。

この経験を通じて、「新しく仕事を任されることこそが自分に対する評価の表れであり、最大の報酬」という感覚が芽生え、「常に相手の期待を超えたい」というスタンスが自然と根づきました。

LANYの環境が達成欲求にブーストをかけた

とはいえ20代前半の頃は負けず嫌いでプライドも高かったので、新しい仕事を任されたい、期待を超えたいという気持ちの根底には「認められたい」「自分が勝ちたい」という強い承認欲求があったように思います。

当然、周囲から認められるためには「成果」が必要です。動機は少々不純でしたが、期待を超えられるようスキルを高める→評価される→自信がつく、というサイクルを繰り返すうちに、いつしか「評価されて満足」するのではなく、「自分がどこまでできるのか試したい」と考えるようになりました。

そして、LANYの一員になったことで「もっとできるはず」という達成欲求へと昇華した感覚があります。

LANYでは、成果を出せばその評価が「より高難度でおもしろい仕事を任せる」という形でダイレクトに反映されます。

その挑戦を通じてまた新しいスキルや経験を得て強くなることで、会社の成長に直結するミッションに挑む機会を得られる。

この好循環が私の向上心にブーストをかけ、「LANYとして勝つ」ための成長を自然に後押ししてくれています。

どうすれば成果は120%になるのか──プロセスと実例

では、具体的にどうやって成果を出すのか。ここでは日頃から意識しているプロセスを紹介します。

成果をつくる3ステップ

私の基本の進め方は、次の3ステップです。

  1. 依頼主の真の目的を理解する
    依頼の背景や事業全体へのインパクトを把握する
  2. ゴールから逆算する
    最終的なゴールを明確にし、そこに至るために必要な要素(キーファクター)を整理する
  3. タスクを分解・実行する
    整理したキーファクターを具体的なタスクに落とし込み、優先順位をつけて実行する

何より重要なのは「依頼主の真の目的を理解すること」です。

会社における自分の役割や、そのプロジェクトが事業に与えるであろうインパクトを俯瞰しつつ、その依頼を通じて相手は何を達成したいのかを必ず掘り下げましょう。

私は1on1のような場で遠慮なく質問し、認識を擦り合わせることが多かったです。

そうすることで、「ただこなすだけ」にとどまらない、自分が積極的に取るべきアクションを解像度高く整理できるはずです。依頼の全体像を掴んだうえで、ゴールから逆算してタスクを設計します。

このプロセスを徹底することで、自己満足ではなく「任せてよかった」と思ってもらえる成果につながります。そしてそれが、信頼と次の挑戦を呼び込む礎になるのです。

120%を体現したマーケチーム立ち上げの軌跡

その代表的な例が、LANYのマーケティングチームの立ち上げです。

当時の会社から渡されたのは「新規リードの獲得数を前年実績の2倍以上に」「同時に有効商談の創出も」という高い目標。基盤も仕組みも整っていないゼロからのスタートでしたが、私はいつも通りのプロセスで取り組みました。

依頼主の真の目的を理解する「売上創出に貢献できるマーケティングチームへ進化させる」ことがゴールだと定義。
ゴールから逆算するゴールに向けて、まずは①メンバーのオンボーディング ②定常業務の型化が必須と判断。
①と②をクリアすることが新規リード獲得数や有効商談創出数といったKPI達成にも直結すると考えた。
タスクを分解・実行する
  • 一人ひとりの役割を明確化し、担当領域を言語化して共有
  • ツールの設定やリード定義など環境整備を徹底
  • メンバーの特性に合わせてタスクの渡し方や関与度合いを調整。最初は私がこまめにフォローし、徐々に自走できるように任せ方を変えていく
  • マニュアルや各種テンプレの現場運用

こうした一連のプロセスを経て、短期間でリード獲得・商談創出のKPIを達成。その成果は社内でも高く評価され、マーケティングチームは総会でチームMVPを受賞しました。

特に経営陣の竹内さん市川さんからは「期待以上だった」という評価をいただきました。未経験領域で試行錯誤を続けるというストレッチな状況下でも、目の前の数字の達成だけを焦って追うのではなく、時間をかけてでもチームのあり方やメンバーの働き方、モチベーションそのものから改善し、会社にとって持続的な価値を生み出せる礎を築いた点を評価してもらえたのです。

この「120%の成果」は信頼につながり、さらに次の挑戦へとつながっていきました。

成果は次の挑戦を呼び込む

直近の評価面談でいただいたコメントの中に印象的なものがありました。

  • 幅広いかつ大量の施策を社内トップレベルの実行力でスピーディーに推進し、既存事業の勝ち筋を見出せた
  • 自身のOKRとして定義されていないプロジェクトや、会社として初めての取り組みも着実に推進し、多角的に貢献いただいている
  • メンバーへのフィードバックを調整したことで、チームとしてのエラー発生率が減少した

こうした言葉から、自分の生み出した成果が事業成長に直結していることを強く実感しました。

とりわけ、OKR外のプロジェクトを自走で推進したことは、期待を超えた動きとして評価され、社長室への異動決定の大きな要因になったと捉えています。

LANY代表 竹内のXポスト黒木の社長室異動について言及する LANY代表 竹内のXポスト

振り返れば、成果を出すことで評価され、その評価が信頼に変わり、新しい挑戦を任される。

このサイクルが、私を常に「背伸びをしないと届かない場所」へ押し上げてくれました。

未経験の領域であっても、会社が適切に私の強みやポテンシャルを見抜いて託してくれる。だからこそ恐れず挑戦でき、成果を次の挑戦へとつなげていけるのです。

挑戦を後押しするLANYのカルチャー

私がここまで挑戦を広げ、成果を積み重ねてこられた背景には、LANY特有のカルチャーがあります。

1. 個人の強みを見極め、最適な仕事を任せる

LANYでは「スキルがあるからこの仕事」という表面的なアサインはありません。一人ひとりの強みや特性を見極めたうえで、最も力を発揮できるように業務を設計してくれます。

実際に私は、「LANYが今やりたいこと」を最速で検証・実現するための立ち上げフェーズを任されることが多いのですが、それは「黒木はプロジェクトを推進する力が強い」と経営陣が判断して託してくれたからだと思います。

こうした適材適所の任せ方は、常に自分を一段上に押し上げてくれます。

2. 弱みも共有できる安心感

もう一つ大きいのは、弱みを打ち明けられる環境があることです。

私は完璧主義な面があり、以前は「自分が全部やらなければ」と抱え込む傾向がありました。しかし、市川さんとの1on1で不安や弱音を率直に打ち明けたとき、「すべてを完璧にやろうとしなくていい、時には何かを諦める勇気も必要」「黒木さんの強みを阻害しない弱みは課題じゃない」という言葉をもらいました。

この言葉で肩の力が抜け、“自分の不安や弱みも受け止めてくれる”という安心感を得られました。結果として、苦手な部分を無理に背負うのではなく、強みに集中できるようになり、仕事の質もスピードも上がったと感じています。

3. 成長が会社貢献に直結する実感

さらに、LANYならではの魅力は、個人の成長が会社の成長にダイレクトに跳ね返ることです。

まだ30人規模というフェーズだからこそ、ひとりの成果が事業全体に与えるインパクトは大きい。

この感覚があるからこそ、私たちは単なるオペレーターではなく、自らの手で会社を成長させる「当事者」として、日々仕事に向き合えています。

ここは“強くなりたい人”に最適な環境

LANYは、「もっと強くなりたい」と願う人にとって最適な環境です。

ここでは、任された仕事で成果を出せば、次はより高難度で、より大きな責任を伴う仕事が必ずやってきます。成果を出すたびに信頼が積み上がり、新しい挑戦が与えられる。そのサイクルを繰り返すことで、自分の力が磨かれ、成長した分だけ会社の成長にも直結していきます。

会社の未来を創っている──そんな確かな手応えを感じることができます。LANYは、挑戦を求める人を必ず強くしてくれる会社です。

私は次の挑戦を見据えています。
ここでしか得られない成長を、あなたにも味わってほしい。

この記事を読んで共感した方や、高みを目指したいとワクワクした方。
一緒に働ける日を楽しみにしています。

プロフィール画像
担当メンバー 黒木 鈴華

複数の支援会社で国内大手企業のオウンドメディア運用支援にコンテンツディレクターとして従事し、役員就任も経験。前職でBtoBオウンドメディア編集長を務めたのち、LANYに入社。入社後は自社マーケティングの統括として新規リード獲得から有効商談数の最大化を推進し、チームの立ち上げおよびKPI大幅達成によりチームMVPを受賞。並行してサイトリニューアルのディレクションや書籍の編集などの社内プロジェクトも担う。現在は社長室で代表直下プロジェクトの推進や広報など、事業成長を加速させる全社横断型の「遊軍」として奮闘中。

>>詳細なプロフィールはこちら

LANY NOW! (採用メールマガジン)講読フォーム

LANYで働くことに興味を持ってくれたあなたへ

LANYの社内情報や会社のイベントやメンバーに関わる様々な情報をまとめたメールマガジンをお送りします。

少しでもLANYに興味のある方はぜひお気軽にご登録ください!

採用ページ▶︎「中途採用」 「新卒採用」


デジタルマーケティングのお悩み、
まずはお気軽にご相談ください。

LANYがお客様と共に考え、最適な解決の方向性をディスカッションを通じて見つけ出します。
サービス詳細は資料でもご確認いただけます。