“楽しい”は才能じゃない。頑張ることが苦手な私がLANYで見つけた、成果を引き寄せるためのアプローチ

LANYでセールスを務める原です。
2025年3月の社内の表彰式で準MVPをいただき、その壇上でこうスピーチしました。
「特別何かをしたというより、ただ、楽しく働いていただけなんです」
これは謙遜ではなく、私のパフォーマンスの根底にあるのは「楽しむ」という感覚です。
しかし、この「楽しむ力」は生まれ持った才能などではありません。むしろ、「頑張ることが苦手」という自分の特性と、LANYのカルチャーが掛け合わさった末に生まれた、再現性のある成果を出すための方法です。
この記事では、その方法を見つけ出したプロセスをお話します。これは一個人の体験談であると同時に、LANYのカルチャーがどのように個人の成長を支えているかをお伝えする機会になればと思います。
【原のプロフィール】
・営業職としては、求人広告代理店でキャリアをスタート
・資格情報のBtoCメディア運営会社で営業職とマーケティング職を兼務
・転職後、学習管理システム(LMS)提供会社にてインハウスマーケターとして従事
・LANYでは、営業とマーケティングの経験を活かしてセールスを担当
・休日は音楽を聴いたり、カレーを食べに行ったりして過ごすのが好き
▶︎原の社員インタビュー
「頑張る」ではなく、「こだわる」⸺私が見つけた最適解
幼い頃に練習した自転車は2日くらいで諦めて今でも乗れませんし、水泳の授業も見学一辺倒だったおかげで今でも泳げません。そして、部活に所属して鍛錬を重ねたような素敵な経験もない、頑張りを避けて大人になった人間です。
そんな私にも子供の頃から褒められることがあります。
それは、自分が「おもしろい!」と興味を持ったことには、限界まで「こだわる」ことができる点です。
この「頑張る」と「こだわる」の違いを、言葉遊びのように思われる方もいらっしゃるかもしれません。ですが、個人的には大きく異なるもののように感じています。
私にとって前者は無理にでもやらなければならないという「義務感」が伴う苦痛ですが、後者は「探究心」から生まれる喜びであり、自然と進んでいける感覚があります。
そんな私がたどり着いた最適解は、「いかに仕事を“頑張る”対象から“こだわる”対象へと転換させるか」。その最も有効な手段が、「楽しむ」ことでした。
「楽しい」と感じる領域に身を置けば、私のパフォーマンスは自然と上がっていく。苦しみなく走り続けることが、会社やお客様に対して成果をお返しすることにつながる。これこそが、自身の経験から導き出した私なりの「ハッピートライアングル*」です。
* LANYの指す「ハッピートライアングル」とは、全員がハッピーであることが均等に保たれる正三角形のような関係性を描き、持続可能で強固なビジネス関係を築くことです
【ご参考】LANYの「CULTURE BOOK」
LANYの検証カルチャーが、苦手意識を「武器」に変えた
しかし、すべての仕事を「楽しい」と感じられるわけではありません。
以前から私には明確に苦手なことがありました。それが、セールスとしての「振り返り」でした。
成果は行動の結果に過ぎず、見返して自分の行いを反省することに意味はない。次の行動を起こす以外に前に進むすべはないと考えていたので、その価値を見出せなかったのです。
振り返りとは自分にとって「頑張って」やらなくてはならない事柄でした。ですが、この苦手意識はLANYのカルチャーによって塗り替えられました。
LANYは検証が好きな会社で、「あらゆる事象を客観的なファクトに基づいて検証する」という文化が根付いています。課題が見つかったときに誰かを責めるのではなく、「なぜその事象が起きたのか?」「構造的な要因は?」「改善のために何を試すべきか?」を議論します。
「振り返り」とは、個人の評価ではなく、事業改善の「仮説・実行・検証」のサイクルであると気づいた瞬間、私の認識は大きく変わりました。
「なぜ目標に届かなかったのか」という“反省”は、「どの要因が目標達成を妨げたのか?」という“研究対象”になりました。
もともとマーケティングの仕事が大好きだった私は、施策実行から効果検証、次の施策の検討を行うことをとても楽しく思っていました。振り返りとは、その効果検証に他ならないと気付いたのです。
苦手だった振り返りは、LANYのカルチャーの土壌によって成果を出すための「武器」へと転換しました。
“楽しい”を作る3つのアプローチ
「楽しむ」ことが成果につながると理解してからは、それを感覚論にとどめず、再現性のある「技術」にしてきました。
私にとって仕事を楽しむために必要なのは、才能ではなく勝つための見通しを立てる力。そのために磨いてきたのが、次の3つのアプローチです。
1. 勝利を描く「ピタゴラスイッチ思考」
私の仕事のおもしろさは、チームで大きな成果を出すことにあります。特に、難易度の高い案件では、その達成感がより一層大きくなります。
まるでピタゴラスイッチのように、ゴールから逆算して「どのタイミングで、どのメンバーの、どの強みを活かせるとベストか」を設計する。
たとえば、「このお客様の感じていらっしゃる課題を考えると、ロジカルに分析するAさんにお願いすることで、お客様のペインをしっかりと理解したご提案ができるはず」「このお客様にはクライアントの社内コミュニケーションが得意なBさんにご提案いただくことで、スムーズなプロジェクト進行の部分でも支援してもらえるようにしよう」といった具合です。
お客様の成果創出を実現するのはコンサルタントであり、セールスだけではお客様に価値のあるご支援を提供できません。そんな中で社内でチームを組み、お客様にお選びいただける提案ができることや、実際に成果につながったという話を聞くことが、私にとっての大きなモチベーションになっています。
2. 提案の精度を高める「徹底した情報収集」
精度の高い設計図を描くには、信頼できる情報が欠かせません。私は社内の情報収集を徹底して行い、特にSlackは私にとって価値ある情報の宝庫です。誰がどんなナレッジを共有し、どの案件でどんな実績を出しているのか。そのすべてが私の「手札」になります。
手札が多ければ多いほど使える選択肢が増え、より適切なプランニングが可能になります。「情報は最強の矛である」。私はそう思っています。
仕事の楽しさとは、自分でオーナーシップを持って動かせることにも付随しているものだと考えています。選択できる手札を増やし、最適な戦略を組めるように考え尽くして行動する。そのための情報収集こそが、楽しさを生み出す要素につながります。
3. 品質を支える「譲れないプライド」
すべてのアプローチの根底にあるのは、LANYが提供するご支援が誰にも負けないものであり続けることへのプライドです。
ある大手企業のリプレイス案件で、お客様は前社での成果に満足しておらず、私たちにも厳しい目を向けていました。担当者はLANYに期待してくださっていましたが、上長や役員の方々を説得するには、圧倒的なクオリティの提案が不可欠でした。
「本当に成果が出るのか」「投資に見合うのか」⸺いただく質問に対して、私たちはご納得いただける根拠を持ってで応え続け、コンサルタントチームと一丸となり、議論を重ねて提案資料を磨き上げました。
そこにあったのは「やらなければ」という義務感ではなく、「LANYがご支援することこそがお客様にとっての最善になる」という確信と、それを実現したいという意地に他なりません。
私たちが目指したのは「お客様にとって最高のご支援を提案をすること」。LANYのセールスとして、私はそのプライドを持っています。なぜなら、LANYのご支援が唯一無二のものであり続けることを信じているからです。
このこだわりは受注後も実を結び、お客様の事業成長という確かな成果につながりました。自分たちの仕事がお客様のビジネスを前進させ、喜んでいただけること。この手応えがあるからこそ、「次も絶対に譲らずに走り続けたい」と心から思えるのです。
“楽しい”は伝播する。LANYのカルチャーが作り出すポジティブなサイクル
LANYには「想像力と愛」という行動指針があります。私はこの素晴らしい言葉に、ぜひ「プライド」という要素を加えたいと考えています。
相手の立場に立って考える「想像力」。 お客様や仲間の成功を心から願う「愛」。 そして、自らの仕事に責任と誇りを持つ「プライド」。
この3つが揃ったとき、私たちはただの仲良し集団ではなく、互いにリスペクトし合える真のプロフェッショナル集団になれるはずです。
準MVPという評価をいただきましたが、私がやるべきことは何一つ変わりません。これからも「楽しむ力」を大切に、そして「プライド」を持って、目の前の仕事に全力を尽くすだけです。
LANYには、個人の強みを組織の力へと転換させる仕組みがあり、そのカルチャーが私たちを成長させています。ここでなら、「楽しむこと」が最短ルートで「成果」につながり、その成果がまた次の「楽しさ」を生む。そんなポジティブなサイクルを、誰もが実現できるのです。
私たちと一緒に「楽しい」と感じるような、そんな仕事をしませんか。
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