CULTURE

不器用でも、誠実に向き合う

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「須藤さんのアウトプットに感動した」

LANYでSEOコンサルタントをしている須藤です。

ある日の全体朝会で共有された竹内さん(LANY代表)からのこのフィードバックは、僕の働き方そのものを認めてくれた言葉でした。

僕は元々、別業界で専門職として働いていました。デジタルマーケティングは独学で学び、LANYにはほぼ未経験で入社しています。話すのがうまいわけでも、要領がいいわけでもない。正直、ずっと自分の「不器用さ」を仕事における弱みだと感じていました。

このフィードバックは、誰もが知る大企業のLLMO診断プロジェクトへの取り組みに対してのものでした。最先端で未知の領域であり、手探り状態で不安でいっぱいでした。

しかし竹内さんが評価してくれたのは、最終的な結論だけではありません。僕がお客様と真摯に向き合い、成果に到達するまでのプロセスや姿勢も含まれていました。

僕の「不器用さ」が、なぜ「信頼」に変わったのか──今日はその話をしたいと思います。

須藤のプロフィール
・ヘルスケア領域の専門職として6年間勤務。集客業務を兼任していた経験からデジタルマーケティングの必要性を感じ、独学でスキル習得を開始
・2024年5月にLANYに入社。データベース型サイトのSEOコンサルティングチームに所属
・業界未経験ながら、「誠実さと泥臭さ」を信条に活躍し、社内・お客様からの信頼が厚い
・2025年下半期チームMVP受賞

「まっすぐに取り組む姿勢は、LANYにとっての強みだ」

デジタルマーケティング“ほぼ未経験”でLANYに入社して1年半。研鑽を重ね、お客様を支援させていただく中で常に意識してきたのは、まっすぐに向き合うことです。

まだまだSEOの知見が十分ではない僕だからこそ、お客様と直接対話させていただく際は、徹底して準備し、最善を尽くす。この姿勢を竹内さんは「LANYにとっての強みだ」と認めてくれました。その信頼が生まれたのが、あるプロジェクトでした。

泥臭く向き合った先に、信頼が生まれた

はじめてLLMO診断に挑んだあるプロジェクト。正直、胃が痛くなるほどのプレッシャーでした。

専門性の高いデータベース型(DB)サイトの改善を望むお客様は、「やるべきこと」を感覚では把握されている状態。だから僕たちLANYに求められているのは、「なぜその結論に至るのか」をファクトベースで明確にし、お客様が競合に勝つための戦略を描くことでした。

裏付けのない自信は持てない。だから、結論だけではなく根拠とプロセスにこだわり抜くため、ひたすら泥臭い作業を続けました。

  • 膨大なローデータを地道に洗う
  • DB特有の論点とLLMOの影響を一つずつ検証する
  • 過去の知見と突き合わせて判断する

結果、お客様が納得感を持っていただけるようなLLMO診断報告を納品でき、竹内さんからも次のようなフィードバックをいただけました。

「口先で誤魔化さず、しっかり準備して挑んでいた。わかることは回答し、わからないことは持ち帰る。だから信頼できる。そこに感動した。須藤さんにはラストマンシップがある」

その言葉を聞いた時、この方向性で間違っていなかったとホッとし、自信につながったことを覚えています。

この挑戦を続けられたのは、3つのポイントがあったからです。

短期では測れない“挑戦への投資”

1つめはLANYの「挑戦への投資」を惜しまない姿勢です。

「お客様への価値貢献を最大化するため、今はあえて新しいナレッジを獲得するための探索に時間と予算を割くフェーズ」

会社がそう判断して、探索に必要な時間と予算を任せてもらえました。この前提があったからこそ、遠回りに見える工程まで踏み込めました。

LLMO診断における膨大なデータ分析は、深堀りすべき要素がまだ確立されきっていない側面があります。しかし、これまで深掘りしにくかった領域まで徹底的に追求することができたおかげで、新しい知見を得ることができました。

竹内さんからも「須藤さんの努力は短期評価では測りづらいかもしれないけど、須藤さん自身がステップアップしただけではなく、会社として得られたナレッジはコスト以上の価値があった」という言葉がありました。

短期的な結果ではなく、個人の成長と挑戦を会社の資産とみなす環境が、僕の背中を押してくれました。

組織としての実践知

そして、このプロジェクトをやり切る上で不可欠だったのが、LANYの組織としての実践知です。

僕たちコンサルタントは、個々のプロジェクトの進捗を共有し合うLLMO内部定例を週次で開催しています。この場が、まさに全社の知の結集でした。

たとえば僕の案に対して、セールス・コンサルタントを務める石戸さんが「それって実際、現実的には難しいんじゃないですか?」とクリティカルな問いを投げかけ、竹内さんが「視点を変えて、こういうアプローチで提案してみよう」と建設的な方向性を示してくれる。

この密度の濃いディスカッションで生まれる知見が、そのままお客様への提案の深みに直結していました。

LANYでは、個々のメンバーの専門性を融合させ、提案の品質を組織として引き上げていることを強く実感しました。

支えてくれるから、どこまでも踏み込める

最後に、任されても“一人で放置されない”こと。

五十嵐さんがCULTUREの記事「メンバーがオンボーディングしないのは、すべてマネージャーの責任 」でおっしゃられていたように、もし間違っても、困っても、最後に必ずマネージャー陣が方向性を修正し、乗り越えるためのサポートをしてくれる。

この強固な安心感があるからこそ、自分にとって未知の領域であっても、臆せず踏み込めたのだと思います。まるでジムのトレーナーのように、僕が倒れないギリギリのラインを見つめ、要所で必要な補助(サポート)をしてくれる。この環境こそが、全力で目の前のプロジェクトに集中し、挑戦し続けられる理由です。

「人」と「環境」が成長させてくれた

入社当初、デジタルマーケティングの専門知識がまだ浅かった僕を前に進ませてくれたのは、人と環境です。

専門知識の“点”が“線”になった瞬間

入社半年後に参画したある大型サイトのリニューアルプロジェクトが、僕のコンサルタントとしての基盤を築きました。

キーワード戦略、課題の洗い出し、SEO要件設計など、DBサイトのSEOコンサルティングに必要なすべてを一気通貫でやる必要がありました。社内のみなさんから「これができれば、コンサルタントとして次のステージに行ける」と背中を押され、必死で取り組みました。

ところが納期の2日前、どうしてもアウトプットがまとまらず、完全に心が折れかけていました。「どうしよう・・・・・・」と途方に暮れる僕に、竹内さんはホワイトボードを前に座り「一旦こう整理しよう」と声をかけてくださり、僕が持っていた知識の断片や課題を、ホワイトボードの上で一つ一つ線でつなぎ、全体像を描き出してくれました。

その瞬間に、それまで“点”だった知識が“線”でつながる感覚が走り、あの時の苦しさがすべて払拭されました。知識だけではない、お客様の課題解決に必要な「思考の筋道」を教えてもらった納品直前の“伴走”は、間違いなく僕のキャリアにおける決定的なターニングポイントのひとつでした。

1on1で身についた“分解して準備する癖”

五十嵐さんとの1on1で、少しずつマインドも整っていきました。

僕はプロジェクトをうまく進められないと「過度な自責」に陥りやすいタイプ。そんなとき、五十嵐さんは「客観的に見て、アウトプットは確実に磨かれている」と繰り返し伝え続けてくれました。

そして、もっとも心に残っているのが「無理して根拠のない自信を持とうとしなくてもいい。自信を持って話せる粒度まで、問いを細分化して準備しましょう」というアドバイスでした。

僕の「石橋を叩きすぎて割る」ほどの慎重さを、弱みではなく強みに変える五十嵐さんの導き。不器用でいい。泥臭くたっていい。誠実にまっすぐ取り組む姿勢を続けよう。そう思えました。

だから、わかったふりをしない。徹底して準備する。この当たり前をやり切る。その結果、誠実に向き合うこと自体が価値になり、クライアントにもLANYにも貢献できる──今ははっきりそう言えます。

次に渡せる強さをつくりたい

竹内さんは、「須藤さんにこれからもっと難しいプロジェクトを任せていきたい」と言ってくれました。

僕のこれからの目標は、この「泥臭い誠実さ」を僕個人の勝ち方で終わらせず、LANYの組織全体に還元できる「勝ち方」として確立していくことです。

愚直に深掘りし、着実に積み上げていく僕のやり方は、組織の土台を中長期で強くすると信じています。この誠実なプロセスを通じて得たデータ分析や知見を、必ず会社の資産に変えていきます。

そして、いつかは五十嵐さんがされているような「メンバー育成」にもチャレンジしたいと思っています。

僕自身とは専門性やタイプが異なるメンバーの強みを理解し、それぞれの個性を活かしてチームをまとめられるリーダーになりたい。これまでプロジェクトに泥臭く向き合ってきたように、今度はメンバー育成という領域でも「まっすぐに向き合う姿勢」を貫き、ゆくゆくはチームで成果を示すことができたら、これ以上ない喜びがあると思います。

先日、竹内さんから「須藤ファム(ファミリー)を作ろう」と言っていただけました。これは、僕の不器用さがLANYの多様な強みとして受け入れられた証であり、最高の褒め言葉でした。

LANYで僕はこれからも不器用な誠実さを貫きます。僕の地道なやり方で、「価値あるものをインデックスさせる」というLANYのミッションに貢献していく。その決意を胸に、これからも一つひとつのプロジェクトに、泥臭く、真正面から向き合い続けます。

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担当メンバー 須藤 大登

医療従事者として専門領域に携わりながら、HP運営や個人の活動にてSEOを経験。 LANYへ参画後、DB型サイトのコンサルティングユニットにて、主に求人サイトを中心にデータ調査や分析業務に従事。

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