CULTURE

努力の矛先を「夢中」へ。強みを活かし、課題を見極めるLANYの組織づくり

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仕事をしていると、自分の不得意な面に意識が向く瞬間があります。

「苦手を克服して、まずは人並みにこなせるようにならなければ」

そうやって足りない部分を埋めて平均点を目指すことが、仕事における責任の果たし方だと自分を律している方も多いのではないでしょうか。

けれど、LANYでは少し異なる視点を大切にしています。もちろん、成果を出すための努力は欠かせません。ただ、私たちはその矛先を「苦手の克服」だけに費やすのではなく、時間を忘れて没頭してしまうような「夢中」の状態へつなげていきたいと考えています。

一人ひとりの個性が響き合い、パズルのように組み上がることで、本質的な成果へと辿り着く。それは理想を追うだけでなく、組織として強くなるための私たちなりの選択です。

個人の資質をいかにして組織の力に変えていくのか。私たちが日々模索している、組織作りの裏側をご紹介します。

すべてを平均点にしない。強みを伸ばすための「課題」の見極め

不得意なことを克服し、すべての能力を平均点に近づける努力は尊いものです。しかし、LANYでは少し異なるアプローチをとります。それは、「向き合うべき『課題』の中に、強みの発揮を邪魔しない特性(弱み)は含めない」という考え方です。

では、何が「向き合うべき課題」で、何が「そのままにしておいてよい特性」なのか。サッカーを例に、2つのケースで考えてみます。

CaseA:強みの発揮を邪魔しないなら、その特性は「そのまま」でいい

たとえば、世界レベルの得点力を持つストライカーがいたとします。彼の役割は、何よりも「ゴールを決めること」です。一方で、守備への意識や強度はそれほど高くないという特性を持っていたとしましょう。

もし、彼に「苦手な守備を克服せよ」と指示し、自陣まで戻ってディフェンスをさせたとしたらどうでしょうか。彼は本来の役割ではない守備でスタミナを消耗し、肝心のゴール前で最高のパフォーマンスを出せなくなってしまいます。

この場合、苦手な守備は「強みの発揮を阻害しないもの」として克服の優先度を下げ、強みである攻撃にリソースを集中させる。そのほうがチーム全体で見たときに、より本質的な成果につながる魅力的な選択と言えるのではないでしょうか。

CaseB:強みを最大化するために、課題へ「戦略的に向き合う」

一方で、非常に精度の高いパスを武器にする選手がいたとします。もし彼がシュートを極端に苦手とし、相手ゴールを脅かす気配が全くなかったらどうなるでしょうか。

相手ディフェンダーからすれば「彼はシュートを打たない」とわかっているため、彼自身をマークする必要がなくなり、パスコースを塞ぐことだけに集中できてしまいます。これでは、本来の強みであるはずのパスが通りません。

この場合、「シュートが打てない」という苦手なことは、単なる個性の範ちゅうを超え、強みの発揮を止めてしまうボトルネックになっています。

このとき、必死にシュートを練習することは、単なる苦手克服ではありません。相手に「シュートがあるかもしれない」と警戒させることで、塞がれていたパスコースをこじ開ける。つまり、「本来の強みを正しく機能させるために、その足かせとなっている課題を解消する」という、極めて戦略的な努力なのです。

基準はシンプル。「強みの発揮を阻害していないか」

このように、LANYではその「苦手」が「強みの良さを打ち消してしまっていないか」という視点で、向き合うべき課題の取捨選択を行っています。

  • 強みを邪魔しない苦手(CaseA):
    あえてそのままにし、強みの発揮にエネルギーを注ぐ
  • 強みの足かせになっている苦手(CaseB):
    強みの真価を発揮させるための「課題」として、戦略的に向き合う

すべてを平均点まで引き上げようと、闇雲に苦手を埋めることに注力するのではありません。あくまで「強みで圧倒的な価値を出すこと」に夢中になるために、何に集中し、何をしないか。

この「足かせを見極め、強みが本来の力を発揮できる状態にする」ための選択を、私たちは大切にしています。

「才能」を、互いを活かし合うためのヒントに

前述した「そのままにしてよい苦手」か「向き合うべき課題」かという見極めは、個人の主観だけで判断しようとすると、どうしても迷いが生まれます。

そこでLANYでは、自分たちの特性を客観的に捉え、チームの共通の物差しにするためのツールとして「ストレングスファインダー(クリフトンストレングス)」を活用しています。

ストレングスファインダーとは、資質を「強み」へと育てるための共通の認識

ストレングスファインダー▲ストレングスファインダー(クリフトンストレングス)
出典元 https://www.gallup.com/cliftonstrengths/ja/strengthsfinder.as

ストレングスファインダーは、人が無意識に繰り返してしまう思考や行動のパターン(才能)を特定するツールです。

LANYではこれを、単に自分の性格を知るためのものではなく、自分の才能がどこにあるかを知り、そこに意識的な努力を注ぐことで、より大きな価値を生む「強み」へと育てていくための手がかりにしています。

自分の持ち味を正しく理解し、そこを磨き抜くことに時間を使う。それは、メンバー個人のやりがいと、組織としての成果を両立させるための、一つの誠実な向き合い方だと考えているからです。

相手との「心地よい歩み寄り方」を知る

ストレングスファインダーで導き出される資質は、その性質によって大きく4つのカテゴリーに分けられます。このカテゴリーごとの特性を把握しておくことは、たとえば以下のような「相手に合わせた歩み寄り」を考える際の具体的なヒントになります。

  • 「実行力」に強みがあるメンバーに対しては:
    「完遂すること」にエネルギーが湧く性質を尊重し、具体的な手順や期限を明確に共有する
  • 「影響力」に強みがあるメンバーに対しては:
    「周囲を動かすこと」に力を発揮できるよう、アイデアを積極的に聞き、主導権を持って動ける場を相談する
  • 「人間関係構築力」に強みがあるメンバーに対しては:
    「チームのつながり」を大切にする性質に寄り添い、ロジックだけでなく、背景にある想いや感情面も丁寧に共有する
  • 「戦略的思考力」に強みがあるメンバーに対しては:
    「情報の分析と最適解」を求める性質を捉え、細かな手順の前に「全体像」や「目的」を共有する

実際にLANYのマネジメント現場でも、こうした資質の違いを、「相手を理解し、自分らしく向き合うための手がかり」として活用しています。

たとえば、戦略的思考力のひとつ「分析思考」を持つあるマネージャーは、客観的なデータや事実を、メンバーそれぞれの成長を正しく理解するための材料としています。主観に偏りすぎない公平な視点を持つことで、メンバーが納得感を持って業務に打ち込める、ロジカルなチーム構築に取り組んでいます。

一方で、人間関係構築力の「個別化」や「共感性」に強みを持つ別のマネージャーは、一人ひとりの個性や感情の機微を捉えることで、それぞれの状況に合わせた柔軟なコミュニケーションを大切にしています。対話を通じてメンバーが抱える本音や課題に寄り添い、メンバーが安心感を持って挑戦できる環境づくりを行っています。

アプローチは異なりますが、「どうすればメンバーが力を発揮しやすくなるか」を模索する姿勢は共通しています。

こうしたスタイルの違いを「特性」という共通言語で捉えることは、コミュニケーションのボタンの掛け違いを未然に防ぐきっかけになります。互いの特性をふまえた、ちょっとした「歩み寄り」の積み重ね。それが、チームの推進力を支える大切な要素になっています。

MBTIで楽しむ、LANYの多彩な「色」

またLANYでは、ストレングスファインダーに加え、MBTI(16Personalities)もメンバー同士の相互理解を深めるコミュニケーションのヒントとして活用しています。

LANYメンバーのMBTI相関図▲LANYメンバーのMBTI相関図

社内で共有している「MBTI相関図」を眺めると、LANYがいかに多彩な個性の集まりであるかが視覚的に伝わってきます。タイプで人を決めつけるのではなく、お互いのスタイルの違いを「一つの彩り」としてポジティブに受け入れる。そんな遊び心が、チームの心理的な距離を縮めています。

「強みの連鎖」が導く、会社と個人のハッピートライアングル

LANYでは、「一人ひとりが自分の強みを最大限に活かせる領域に、リソースを集中できている状態」を理想としています。

自分の得意な領域で価値を届けることは、個人が仕事に夢中になれるだけでなく、会社にとっても本質的な成果に直結します。こうした「強みの活用」を一つひとつ積み重ねていく。その先に、会社と個人の双方が良い状態でいられる「ハピトラ(Happy Triangle)」が実現していくのだと考えています。

事業フェーズに合わせて、強みが活きる場所へ「バトン」をつなぐ

こうした考え方は、メンバーへ渡す役割やミッションを検討する際にも反映されています。特定の業務に固定されるのではなく、そのときの事業課題と本人の特性を照らし合わせ、柔軟に役割を再定義しています。

その象徴的な事例が、創業初期のコンテンツ事業部を支えた一人目の社員によるキャリアチェンジと、それに続く「強みの連鎖」です。

組織の拡大に伴い、管理体制の整備が必要になったタイミングで、彼は「管理部門の立ち上げ」へと役割を移しました。彼の持つ「責任感」や「実行力」といった資質は、正確性が求められるコーポレート基盤の構築において、ご支援の現場とはまた違った形で力を発揮できると判断したためです。同時に、彼が担っていた事業部のマネジメント役割は、その領域に強みを持つ別のメンバーへと引き継がれました。

もし、過去の成果だけを理由に役割を固定し続けていたら、両者ともに「今、最も強みを発揮できる場所」で挑戦する機会を逃していたかもしれません。

それぞれが今のフェーズにおいて、自身の資質を活かせる役割を担う。こうした役割の「バトン」をつなぎ、適材適所の連鎖を作っていくことが、結果としてハピトラを生む鍵となっています。


LANY1人目の社員が、管理部門に異動した話

LANYの管理部門に所属している玉置です。実は僕、LANYの「1人目の正社員」です。これまでコンテンツ事業部を立ち上げ、仲間を集め、マネージャーとして“攻め”の現場で走り続けていました。そんな僕が、いまは経理・労務・...

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本人の資質が組織の力になり、組織の成長が個人の喜びになる。この循環を止めないために、強みがより活きる場所へと柔軟に形を変えていく。その積み重ねが、今のLANYのチームとしての強みを支えています。

強みを活かし合い、誰もが「夢中」でいられるチームへ

LANYが「強み」にこだわるのは、それが結果として会社と個人のハッピートライアングル(ハピトラ)を形作るための、最も本質的なアプローチだと考えているからです。

一人ひとりが最も価値を発揮できる場所にリソースを注げるよう、ミッションや役割を検討する。そして、自分以上にその領域で力を発揮できる仲間がいるなら、リスペクトを持ってその領域を委ねる。

こうした「資質を活かし合う文化」を大切にすることで、私たちは互いの強みを引き出し合い、本来出すべき成果へと真っ直ぐに向き合うことができます。

それぞれの資質がパズルのようにはまり、重なり合ったとき、個人では決して辿り着けない大きな成果が生まれると私たちは信じています。

努力のその先にある、仕事に深く夢中になれる時間を。強みを活かし合うこのチームで、私たちと一緒に挑戦してみませんか。


LANYでは「LANY FM」というポッドキャストを配信しています。

CEO竹内とCOO市川が「強みを活かした組織作り」について、語ったエピソードがあるので、よろしければお聞きください!

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担当メンバー 利倉 明日香

Webデザイナーやカメラアシスタントを経て、SEOのおもしろさに惹かれWebライター・ディレクターとして独立。株式会社AViCではSEO記事の制作に従事。 現在LANYにて、事例記事、オウンドメディア(CULTUREINDEX)、社員インタビュー記事、Podcast「LANY FM」などを担当。コンテンツを通じて、LANYの人・カルチャーを伝えることに力を注いでいる。

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