【Google 広告】広告表示オプション(アセット)とは?10種の特徴や文字数規定・設定方法を解説!

Google 広告で集客を促す方法のひとつに広告表示オプションがあります。広告表示オプションはリスティング広告に追加で情報を記載できる機能のことです。
テキストや電話番号、画像などさまざまな情報を追加できます。広告表示オプションを利用することで、広告ランクの向上や訴求力の向上などにつながり、コンバージョン数の増加が見込めます。
しかし、広告表示オプションは10種類以上あり、どれを活用すればよいかわからない方もいるでしょう。
本記事では、Google 広告の広告表示オプションの種類と特徴を詳しく紹介します。利用するメリットや使い方も把握できますので、ぜひ参考にしてください。
広告表示オプション(アセット)とは?
広告表示オプション(アセット)とは、リスティング広告の中に追加の情報を表示させる機能です。テキストや画像、URLや電話番号、住所などを表示できます。
広告表示オプションを追加することで、タイトルや説明文だけでは訴求しきれなかった追加情報を掲載できたり、広告表示される際に検索ユーザーの目的別にリンクを追加できます。
設定自体は無料で、オプションが表示されても費用はかかりませんが、クリック課金制なのでオプションがクリックされると通常の費用がかかります。
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広告表示オプション(アセット)のメリット
広告表示オプションを利用すれば、通常のテキスト広告だけでは伝えきれない自社の商材やサービスの特徴を訴求でき、ユーザーへ提供する情報量を増やすことができます。
広告表示オプションを利用することで、具体的に以下の効果が期待できます。
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ECサイトの場合は商品情報や価格を、トラブル対応サービスの場合は電話番号と、自社で扱っている商材によって表示させたい情報は異なります。
広告表示オプションでは、予約フォームやダウンロードページへのリンク、電話番号など柔軟に設定できる点もメリットです。
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広告表示オプション(アセット)の種類と特徴
広告表示オプションは、10種類以上あります。
自社の商材やサービスに応じて適したオプションを選べるよう、以下より各オプションについて特徴やメリット、概要を把握していきましょう。
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この章を参考に、オプションを選定してみてください。
サイトリンク表示オプション(サイトリンクアセット)
サイトリンク表示オプションは、広告に設定してあるURLとは別に、特定のページのリンクを表示できる機能です。
1つの広告において様々なサイトリンクを表示させることができるので、ターゲットとするユーザーに対して幅広い面で訴求できるため、クリック率の改善が期待できます。
商品ページや問い合わせページのリンクを表示させることもできるため、検索結果画面でコンバージョンにいたる可能性の高い導線を設置できる点もメリットです。
サイトリンクは表示期間や曜日、時間帯を設定できるので、期間限定のキャンペーン情報なども広告そのものを変更することなく表示できます。
広告領域が広くなるので、サイトリンクを設定していない広告よりも目立ちやすい点も特徴です。
✓文字数と掲載制限
設定項目 | 詳細 |
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リンクテキスト(必須) | 半角25 文字以内 (全角12 文字以内) |
説明文1(任意) | 半角35文字以内 (全角17 文字以内) |
説明文2(任意) | 半角35文字以内 (全角17 文字以内) |
最低設定個数 | パソコンの場合は最低 2 個 モバイルの場合は最低 1 個 |
最高表示個数 | パソコンの場合は 6 個 モバイル・タブレットの場合は 8 個 |
設定上限数 | 20個 |
サイトリンク表示オプションは、以下の条件を満たしている場合に承認されます。
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サイトリンク表示オプションに関しては、他記事でも詳細に解説しているのでぜひご参考ください。
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コールアウト表示オプション(コールアウトアセット)
コールアウト表示オプションは、広告文の下に商材やサービスの特徴や追加情報を表示できる機能です。
「送料無料」「24時間問い合わせ受付」など、ユーザーにとってのメリットをわかりやすく端的に表示でき、訴求力を高められます。
コールアウトを表示する期間や曜日、時間帯の指定が可能です。広告そのものを変更することなくコールアウトの編集が可能で、変更しても結果レポートはリセットされません。
✔文字数と掲載制限
設定詳細 | 詳細 |
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文字数 | 半角25文字 (全角12 文字以内) |
最大表示数 | 10個 |
最低限設定個数 | 2個 |
設定上限数 | 20個 |
コールアウト表示オプションを表示させるには、以下の条件を満たしている場合に承認されます。
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コールアウト表示オプションに関しては、以下の記事でも詳細に解説しています。
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構造化スニペット表示オプション(構造化スニペットアセット)
構造化スニペット表示オプションは、広告文の下に情報を追記できる機能です。
コールアウト表示オプションに似ていますが、「ヘッダー」と呼ばれるGoogle 広告内のカテゴリーを設定する点が異なります。
サービスの種類や要素を端的に紹介することができるため、広告の関連性とクリック率の上昇が期待できます。
ヘッダー一覧
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✓文字数と掲載制限
設定詳細 | 詳細 |
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文字数 | リスト:半角25文字(全角12文字) ヘッダー1つにつき、10個まで設定可 |
最大表示数 | パソコン:ヘッダー最大2個 モバイル、タブレット:ヘッダー最大1個 ※リストの表示数は文字数や設定数、 デバイスの画面サイズによって変動。 |
最低限設定個数 | ヘッダー:1個 リスト:3個 |
設定上限数 | 10個 |
構造化スニペット表示オプションは、以下の条件を満たしている場合に承認されます。
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その他ヘッダーごとの要件詳細は、「構造化スニペットの要件」をご参照ください。
以下の記事で構造化スニペットアセットについて詳しく紹介しているので、あわせてお読みください。
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価格表示オプション(価格アセット)
価格表示オプションは、広告文の下に商品名と価格、簡単な説明文を表示できる機能です。
せっかく広告がクリックされても、商品を探すのが面倒で離脱されてしまってはもったいないですよね。
価格表示オプションではURLを設定できるので、コンバージョン見込みの高いユーザーをすぐに商品ページへと遷移させることができるメリットがあります。
広告の品質スコアを下げないよう、広告と関連性が高い商品を設定するのがポイントです。
✓文字数と掲載制限
設定詳細 | 詳細 |
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文字数 | 半角25文字(全角12文字) |
最大表示数 | デバイスにより異なる |
最低限設定個数 | 3個 |
設定上限数 | 8個 |
価格表示オプションは、以下の条件を満たしている場合に承認されます。
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その他要件の詳細は、「価格アセットの要件」をご参照ください。
以下で価格表示オプションの設定方法を詳しく紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
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画像表示オプション(画像アセット)
画像表示オプションは、テキスト表示されるリスティング広告に画像を追加で表示できる機能です。
モバイル端末でのみ表示されます。
広告にインパクトを持たせられるので、食品やアパレルなど視覚に訴えたい商材に適しており、他社との差別化をはかれます。
✔文字数と掲載制限
設定詳細 | 詳細 |
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アスペクト比 | 必須:スクエア(1×1) 任意(推奨):横向き(1.91×1) |
ファイル形式 | PNG、JPG、静止GIF |
最小ピクセル数 | スクエア:300×300pixel 横向き:600×314pixel |
推奨ピクセル数 | スクエア:1,200×1,200pixel 横向き:1,200×628pixel |
最大ファイルサイズ | 5,120KB |
画像表示オプションは、以下の条件を満たしている場合に承認されます。
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また、以下のポリシーを遵守する必要があります。
画像表示オプションを利用する際には、要件とポリシーをよく確認してクリエイティブを作成しましょう。
引用:画像アセットについて
- これまでポリシーを遵守してきた実績があること。
- Google 広告アカウントが対象のカテゴリまたはサブカテゴリであること。デリケートなカテゴリまたはサブカテゴリ(性的なコンテンツ、アルコール、ギャンブル、ヘルスケアなど)は画像アセットの対象外です。
- 開設から 90 日以上経過している Google 広告アカウントであること。
- 有効なキャンペーンがあり、テキスト広告を表示する検索キャンペーンを運用している。
- 過去28日以上にわたって費用が発生している。
画像表示オプションについて詳しく知りたい方は、以下の記事もあわせてお読みください。
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電話番号表示オプション(電話番号アセット)
電話番号表示オプションは、広告に電話番号を表示できるオプションです。
モバイル端末の場合、電話番号をタップすると確認画面が表示され、発信できます。
トラブル対応サービスをはじめ、緊急性が高いものに効果的です。
また、オンラインではなく電話で問い合わせや申し込みを行いたい層をターゲットにしている場合にも効果が期待できます。
電話番号表示オプションはクリック課金制で、表示されるだけでは費用は発生しませんが、タップされると費用が発生します。
✔掲載条件
<登録できる電話番号の種類>
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デフォルトの設定では、電話番号は24時間表示されます。
営業時間外など電話がつながらないタイミングでタップされると費用が無駄にかかったり、ユーザーの満足度が下がってしまったりするので、営業時間に合わせて配信日時を設定しましょう。
電話番号表示オプションの設定方法は以下の記事でご覧ください。
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プロモーション表示オプション(プロモーションアセット)
プロモーション表示オプションは、広告文の下に期間限定セールなどの宣伝を表示できるオプションです。検索結果ページの一番上、または一番下に掲載された広告にのみ表示されます。
ECサイトなど、セールや季節ごとのイベントをよく行うビジネスに適しています。
価格表示オプションなどでは説明文にセール情報を掲載することはできませんが、プロモーション表示オプションであれば掲載できるのがメリットです。
✔文字数と掲載制限
設定詳細 | 詳細 |
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文字数 | 年中行事:任意選択 アイテム:半角20文字(全角10文字) |
最大表示数 | 1個 |
最低限設定個数 | 1個 |
プロモーション表示オプションの承認には、Googleのポリシーを遵守している必要があります。
<関連するポリシー>
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各ポリシーの詳細については、「プロモーションアセットの要件」をご確認ください。
任意で年中行事をカテゴリーから選択し、設定することも可能です。
<設定できるカテゴリーの例>
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詳細は「プロモーション アセットについて」をご参照ください。
以下の記事でプロモーション表示オプションの設定方法を詳しく紹介しています。ぜひ参考にしてください。
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住所表示オプション(住所アセット)
住所表示オプションは、広告文の下に住所や所在地までの地図、通話ボタン、ビジネス情報ページ(営業時間や電話番号、店舗までの道順などがまとめられた詳細ページ)を表示できる機能です。
飲食店や小売店など、実店舗への誘導を目的とした広告に適しています。
住所表示オプションは、リスティング広告以外にも、バナー広告やディスプレイ広告などのイメージ広告や、動画広告でも利用が可能です。
また、設定時にアフィリエイト住所を選択することで、広告の商品がユーザーの最寄りの店舗で取り扱っていることを知らせることも可能です。小売チェーンの店舗で商品を販売している、メーカーや商社の広告に適しています。自社店舗を登録したい場合は、住所表示オプションを利用しましょう。
モバイル端末の場合は、ユーザーがオプションをタップすると店舗までの道順を確認できます。
ランディングページへの流入よりも、実店舗での商品購入を促したい場合に効果的です。
掲載条件
住所表示オプションを利用するには、2つの方法があります。
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どちらの方法であっても、追加した住所はアカウント内の広告(リスティング広告、ディスプレイ広告、動画広告など)で利用できます。
参考:住所アセットについて
住所表示オプションについて詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
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アプリリンク表示オプション(アプリアセット)
アプリリンク表示オプションは、最終ページとは別にアプリのインストールを促したい場合にインストールボタンを表示できる機能です。
App StoreやGoogle Playといった、アプリダウンロードページへのリンクを表示できます。
モバイル端末、またはタブレットで表示され、ユーザーの利用OS(iOSかAndorid)を自動で判別して、適切なリンクを表示します。両方に対応しているアプリであれば、それぞれに対応した広告表示オプションを作成しましょう。
✔文字数と掲載制限
設定詳細 | 詳細 |
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文字数 | リンクテキスト:半角25文字 |
最大表示数 | 1個 |
最低限設定個数 | 1個 |
アプリリンク表示オプションはあくまで副次的なものです。アプリ利用者増加を目的とする場合は、アプリキャンペーンの利用が推奨されています。
アプリキャンペーンの詳細については、「アプリ キャンペーンについて」をご参照ください。
アプリリンク表示オプションについては以下の記事でも紹介するので、ぜひ参考にしてください。
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リードフォーム表示オプション(リードフォームアセット)
引用:Google Ads Tutorials: Acquire new customers with lead form extensions
リードフォーム表示オプションは、最終ページに遷移することなく、広告上で申し込みや問い合わせ、予約などを行える機能です。
ランディングページへの流入よりも、問い合わせや申し込みを増やしたい場合に適しています。
✔文字数と掲載制限
設定詳細 | 詳細 |
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見出し文字数 | 半角30文字以内 |
説明文の文字数 | 半角200文字以内 |
ビジネスの名前 | 半角25文字以内 |
入力項目 | 「名前」「会社名」「メールアドレス」など 申し込みや予約に必要な情報 |
背景画像のサイズ | 1.91:1(1,200 × 628 推奨) |
また、リードフォーム表示オプションの承認には、以下のポリシーを遵守する必要があります。
引用:リードフォームアセット
- これまでポリシーを遵守してきた実績があること
- Google 広告アカウントが対象のカテゴリまたはサブカテゴリであること。デリケートなカテゴリやサブカテゴリ(例: 性的なコンテンツなど)には、リードフォームは対応していません。
- ビジネスに関するプライバシー ポリシーを定めていること。Google 広告でリードフォーム表示オプションを作成する際には、お客様のプライバシー ポリシーへのリンクを含める必要があります。プライバシー ポリシーはリードフォームの最後に表示されます。
以下の記事でリードフォーム表示オプションについて解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。
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広告表示オプション(アセット)の設定方法
広告表示オプションは、Google 広告の管理画面から設定できます。
<広告表示オプションの設定手順>
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広告表示オプション(アセット)を活用してGoogle広告の集客力を高めよう
広告表示オプションは、ユーザーの求める情報を通常のテキスト広告に追加でき、訴求力を高められるオプションです。
住所表示オプションやアフィリエイト住所表示オプションを利用すれば、ランディングページへの流入だけでなく、実店舗への誘導を目的とする場合にも有効です。
小売店の展開や、チェーン店で商品を販売しているビジネスであれば積極的な利用をおすすめします。
広告表示オプションは10種類以上あり、ビジネス形態や扱っている商材に応じたオプションが選べます。
リスティング広告の成果をより高めるためにも、まだ設定していない場合はこれを機に広告表示オプションを利用してみてください。
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