ドメイン移管で流入が4倍増。記事制作・コンサルの一気通貫支援で、SEOが集客の柱に育った事例
大阪ガスマーケティング株式会社様は、ガス・電気・インターネットなどのインフラサービスを、関西圏を中心に展開する企業です。同社が運営するオウンドメディア「Daigasコラム」では、インフラ関連をはじめ、生活に役立つさまざまな情報を発信しています。
同社は、Daigasコラムにおける記事の品質と制作効率の向上を目的に、LANYへ記事制作代行をご発注。その後、記事とサイトが連動したSEO対策の必要性を感じ、SEOコンサルティングもご依頼いただきました。
LANYは分析のプロセスを透明化した記事制作と、綿密なコンサルティングを一気通貫で提供。最大の転換点となったDaigasコラムのドメイン移管においても、チェックリストの作成やこまめなミーティングによるきめ細かなフォローで伴走しました。
結果、ドメイン移管後のセッション数は前後3週間比で約4倍増。「電気」「ガス代」など主要キーワードでの1位を獲得し、年間セッションのKPI達成率は166%に上りました。こうした取り組みにより、SEOは、大阪ガスマーケティング様が属するDaigasグループの主要な集客チャネルとなりました。
今回は、同社の乾様と辻様に、LANYへの依頼の背景や取り組みの内容・成果、今後の展望について詳しくお話を伺いました。
| 課題 |
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| 提供プラン | 記事制作代行 SEOコンサルティング LLMOコンサルティング |
主な施策 |
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成果 |
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記事の量と質の両立を求め、LANYに制作代行を依頼
▲大阪ガスマーケティング株式会社の乾様
──大阪ガスマーケティング様には、オウンドメディア「Daigasコラム」の記事制作代行を2024年11月からご依頼いただいています。まずは、ご依頼の経緯を教えてください。
乾様:当時、Daigasコラムは、社内では私一人で管理し、記事制作の実務は外注している状況でした。そんな中、社内でSEO記事を増やそうという機運が高まってきていたんです。同時に、より品質の高い記事をより多く作れる体制を整えたいと考え、LANYさんにお声がけした、という経緯になります。
──SEO記事を増やす機運が高まっていたのは何故でしょうか?
乾様:弊社はもともとウェブ広告主体で集客をしていたのですが、CPA(顧客獲得単価)の高騰が懸念でした。そこで、まだ本格的に取り組んでいないSEOに対して「力を入れてみても良いのではないか」という声が上がってきていました。
記事は構成案の段階から「なぜそうしたか」の意図が明確だった
──実際にLANYへ記事制作を依頼し、良かったと感じたことはありましたか?
乾様:一番良かったのは、記事の制作意図が見えることでしたね。構成案の段階から、検索意図や上位記事を踏まえて、「なぜそうしたか」という理由をスプレッドシート上に分かりやすくまとめてもらえました。「そこまで掘り下げて考えてもらっているのであれば、安心して原稿の執筆に進んでもらえる」と納得感を得られました。
辻様:私たちが「このキーワードにはこういう要素が必要だろうな」と見立てていた内容も、ほとんどズレなく入れてくれていた印象です。
▲大阪ガスマーケティング株式会社の辻様
辻様:月に50、60本の記事制作を依頼していた時期もあり、私たちも一つ一つのキーワードを分析しきれないまま発注することがあったのですが、LANYさんのディレクターからは「このキーワードは、こんな見出しや内容を入れると、より上位表示が狙えると思います」といったご提案いただけることも多く、非常に助かりました。
──記事の内容にはどのような印象を持ちましたか?
乾様:キーワードに関わるテーマをしっかりとリサーチをして執筆していただいていた印象でした。
弊社から制作を依頼したテーマは専門的で細かな話も多く、たとえばガス代であれば、計算方法がかなりややこしいんです。それを紹介する記事でも、「こういう条件であればこの金額になります」というシミュレーションをとても丁寧に記載していただきました。
また、原稿のチェックでは、弊社の各事業部から細かな修正の要望も多くお伝えしたのですが、それにもしっかりと対応してくれていましたね。
辻様:LANYさんからは「どう直せば良いか分からない」といった相談をもらうことはなく、工数の面でもとても助かりました。記事のクオリティも、今まで依頼をしてきた会社の中でLANYさんが一番高かったと思います。
次第に、社内のさまざまな部署からも「記事を作ってほしい」という声が増えていき、現在(2026年6月時点)の600本を超える継続的な記事制作の依頼につながりました。
──ご信頼をいただき、大変嬉しく思います。記事制作プロジェクトのPMを担当したLANYの菅原からも、記事の制作側として意識・工夫してきたことがあれば、聞かせてもらえればと思います。
菅原(LANY):通常の記事制作に力を入れることはもちろん、さまざまな記事で使えるデータベース・テンプレートの作成など、お悩みに柔軟に対応させていただくことも意識していました。
具体的には、電力、通信、引っ越し、ハウスクリーニング、宅配弁当といったDaigasコラムのジャンルごとに、競合他社の情報をまとめたデータベースを作り、テンプレートとして活用できるようにしました。記事制作の効率化や、サイト内における一貫性の担保に貢献できたのではないかと思います。
SEOコンサルティングには、記事制作との相乗効果を期待
──2025年6月からは、SEOコンサルティングのご依頼もいただきました。コンサルティングをご依頼くださった背景についても伺えますか?
乾様:Daigasコラムへの流入数といったKPIを達成するには、記事だけでなく「サイト全体の構造をどうすべきか」「どのカテゴリーを充実させるべきか」といったサイト設計の視点が必要だと感じ、コンサルティングの依頼を決めました。
LANYさんには、記事制作を依頼する前に、コンサルティングのトライアルとしてサイト分析もお願いしていましたが、分析の質も高く「こういう記事を作りましょう」といったアドバイスももらっていました。
そのことを踏まえ、コンサルティングもあらためてLANYさんにお願いし、そのご提案を記事制作に反映させれば、相乗効果でより大きな成果が得られるのではないかと思ったんです。実際に、コンサルティングで提案してもらったキーワードの一部は、記事制作を依頼するキーワードとして活用させていただきました。
難易度が高いドメイン移管を完遂。要因はチェックリストと細かなコミュニケーション
▲左から大阪ガスマーケティング株式会社の辻様、乾様と、同席いただいた同社の清水様
──SEOコンサルティングの主な施策として、Daigasコラムを「column.」のドメインから、すでに評価が高かった「home.」のドメイン配下に移管する取り組みを実施しました。移管を決断された背景を教えてください。
乾様:ドメイン移管の有用性は、実は以前から社内でも話題に上がっていました。ただし、私も辻もSEO業界の失敗事例を見聞きしてきていたので、少なからずリスクを感じていました。
辻様:万が一失敗したとき、影響を受けるのがDaigasコラムだけであれば、自分たちの責任で挽回に取り組めます。ですが、今回検討していたのが、コラム用のサブドメインから家庭用サービス全体のドメイン配下への移管だったので、多くのお客様や他部署への影響も考えなければいけませんでした。
もし「大阪ガスでWeb手続きしたいのに検索に出てこない」といったことがあれば、それこそ多くのお客様にご不便をかけてしまいます。
さらに、この移管は技術的にも複雑で、リバースプロキシやWordPressのURL設計・ルーティングが絡んでいたので、リダイレクトやレンダリングの設定も入念に対策する必要がありました。
──不安はありながらも、最終的に移管を決断された要因は何だったのでしょうか?
乾様:LANYさんには「リスクや不安を感じることは理解できますが、経験を活かして精いっぱいサポートします」といったお声がけをいただきました。移管のメリット・デメリットを含め丁寧に説明もしてもらったので、最終的には「信頼して一緒に進めましょう」と決断できました。
辻様:事前に移管に関して「こういうケースはこう対応する」といった詳細なチェックリストを作ってくださったことは、安心につながりました。加えて、技術的な設定の一つ一つについて、チャットやミーティングで相談・すり合わせをしてもらえたことも大きかったです。課題がクリアになるに連れて私たちの不安も消えていきましたし、社内への説明もスムーズに進められました。
結果として移管は成功し、Daigasコラムへの流入増や記事の順位向上がかなった上、心配していた悪影響も見られませんでした。移管を実行して本当に良かったと感じています。
──ドメインの移管を成功させられ、何よりです。担当コンサルタントの吉楽・牧野から、移管について意識していたことを補足させてください。
吉楽(LANY):チェックリストの作成に加え、移管後も普段以上に細かく数値の変化とSERPs(検索結果の画面)の状況を追い、気付きがあればすぐに報告させていただきました。
▲右からLANYの牧野、吉楽、菅原
牧野(LANY):ドメイン移管のポイントは主に「ミスを起こさないこと」と「SEO評価を上げること」の二つです。前者の対策として使ったチェックリストについては、これまで支援をしてきた他社の事例をもとに作成しました。後者については、大阪ガスマーケティング様とミーティングを重ね、移管の影響を丁寧にディスカッションできたことが、うまくいった要因だと考えています。
乾様:移管後の影響のチェックや数値の計測は、日常の業務が忙しく、社内のリソースでは手が回らない部分もありました。それらもLANYさんにフォローしてもらい、逐一状況をご報告いただけたことは、とてもありがたかったです。
ドメイン移管でセッション数が4倍に。ビッグワードでも1位を獲得
▲左から大阪ガスマーケティング株式会社の辻様、乾様、清水様
──ドメイン移管後の具体的な成果を教えてください。
辻様:移管後3週間のセッション数が、移管前3週間と比べて380%増と、4倍近く増えました。
一時的なものも含め検索順位の1位を獲得した記事をお伝えすると、注力キーワードでは「電気」「電気代」「電力会社」「ガス」「ガス代」「インターネット」などがありました。また、「タンパク質」のような意識的には注力していなかったキーワードでも、単体で1位が取れました。
乾様:移管後3日くらいで一気に多くの記事の順位が上がっていました。Wikipediaを抜いていたりして、怖いぐらいでしたね(笑)。弊社のドメインの影響力自体は自覚していたつもりですが、「品質の高い記事をそろえ、適切なSEO対策をするとこうなるのか」と驚きました。
KPIとしていた流入数も年間で達成率166%となりました。
流入増加で、コラムページが各種事業における集客の柱に
──移管の成果について、社内ではどのような反応がありましたか?
辻様:社内もざわつきましたね。エリア問わず多くのお客さまにお読みいただけるコラムの特性を踏まえ、事業の全国展開強化への期待が高まりました。多くのお客さまにご愛顧いただいている関西エリア以外でも認知度を上げられるのではないか、といったムードが生まれています。
乾様:Daigasコラムへの流入が増えたことで、SEOの集客を前提とした新たな商材やサービスの全国展開も考えられるようになりました。
そのほか、電気やガスといったインフラ以外の事業の展開においても、SEOは集客の柱になっています。今やDaigasコラムは、マーケティングにおける重要なチャネルとして社内でも注目されている状況です。
LLMOでも「LANYとなら成果を得られる」
▲左手前から大阪ガスマーケティング株式会社の辻様、乾様、清水様。右手前からLANYの牧野、吉楽、菅原
──今後、LANYと取り組みたいことがあれば教えてください。
辻様:LLMO・GEO(AI検索の最適化)の対策にご協力いただきたいです。LLMOは、私たちにとってもLANYさんにとっても、まだ未知の領域が多い分野ではないかと思いますが、ユーザーの検索行動が変化していく中で、必ず伸びていく分野だと感じています。
SEOで心強い支援をしてくれたLANYさんとなら、LLMOでも一緒に良い成果を得られるのではないかと信じています。
──大阪ガスマーケティング様への今後の支援について、LANYとしてはどのように臨みますか?
吉楽(LANY):前年度は流入数を伸ばすことを主な目標にしてきましたが、本年度はコンバージョンの強化にも一層の力を入れます。今後も成果にこだわりを持ちながら支援をさせていただきます。
牧野(LANY):今後は、SEOと並行してLLMO対策も進めていきたいと考えています。新しい時代の検索マーケティングを、ぜひご一緒に切り開いていきましょう。
菅原(LANY):AIの時代で記事の役割も変わってきますが、変化に柔軟に対応したご支援ができればと思っています。「引越しといえば大阪ガス」「電気・ガスといえば大阪ガス」のような想起がユーザーはもちろん、AIにも認識されるように、AI時代で意識するべきポイントを押さえた記事でご支援できるよう尽力できればと思います!
LANYの支援は、すでにSEOに取り組んでいる企業にもおすすめ
──最後に、LANYの支援はどのような企業にすすめられるとお考えか、お聞かせいただけますか?
乾様:SEO対策にこれから取り組もうとする企業はもちろんですが、すでにSEOの知見を持っている企業にもおすすめできると思います。私たちがそうだったのですが、SEOの知識が一定程度あるからこそ、「そこまで考えてくれているのか」「そういうアプローチがあるんだ」といった気付きがありました。
ですので、「SEO対策の引き出しを増やしたい」といった企業さんの期待にも、LANYさんならきっと応えてくれると思います。
──ありがとうございました!御社へのご支援も、引き続き尽力いたします。今後とも、どうぞよろしくお願いいたします!
編集後記
取材では、ドメイン移管の成果に話が及んだ際、乾様から「とりあえず、上位に上がったスクショはいっぱい撮っておきました(笑)」との発言がありました。辻様も「少し調子に乗らせていただきましたね(笑)」と続け、当時の高揚感が伝わってくるようでした。支援側としては、成果を残せたことはもちろんですが、お二人が心から喜んでくださったことを、あらためてうれしく思いました。
また、冗談を交えながら話すお二人の言葉は終始温かく、LANYのメンバーを信頼していただいていたことが感じられました。ドメイン移管は、正確な判断と実行力が求められる、リスクと隣り合わせの施策ではあります。それでも一歩踏み出してもらえたのは、お互いの信頼の積み重ねがあったからこそだと実感しました。
【サービス概要資料】SEO/LLMO記事制作
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